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国際免許証取得の際に気をつけたいこと

夏休みに予定しているカナダ旅行でレンタカーを借りることにしたので10年ぶりに国際運転免許証(正確には「国外運転免許証」)を取得したのですが、何度か受け付けてもらえなかったりと面倒なこともあったのでメモを残しておきます。なお、僕は神奈川県民なので神奈川県警察で手続をしました。今回の情報も、あくまで神奈川県警での例なので、鵜呑みにせず各都道府県の情報を確認してください。

国際免許証取得に必要なモノ

  • (日本の)運転免許証
  • パスポートなど渡航の証明となる書類
  • 写真(5×4cm)
  • 手数料2,400円
    ※これに加えて、以前に交付された国際運転免許証を持っている場合は返納する必要があります

取得できるところ

  • 運転免許試験場 即日交付されます
  • 住所地を管轄する警察署 約2週間後に交付
    ※東京都(警視庁)では、指定警察署(世田谷、板橋、立川警察署)以外できないなど、各都道府県によって違うようです

手続の流れ

申請書作成→受付→免許証交付 とウェブサイトには書いてあるのですが、(管轄警察署で手続の場合)実際には

受付→申請書作成→免許証交付

でした。

これが何を意味するかと言うと、免許証、渡航書類、写真の全てが完備されていないと申請書をもらえず、門前払いとなってしまうのです。僕は、渡航書類(Eチケット)と写真のサイズ、撮影時期でダメ出しされ2回、門前払の洗礼を受けました。

免許証、適正な写真、渡航書類の3点についてOKの確認がされて初めて「国外運転免許証交付申請書」が渡されます。それに、証紙コーナーで2400円分の証紙を貼って、必要事項を記入して再度提出します。それから◯月◯日以降に取りに来てくださいと書かれた引換証が発行され、手続が終了します。

↓が、写真等全てクリアしてから渡される「国外運転免許証交付申請書」です。

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注意したいこと

  1. 本人が申請しなければならない。
    →本人が日本国内にいる場合、代理申請は認められません。
  2. 運転できる国は、原則としてジュネーブ条約加盟国に限られる。
    →全世界で有効というわけではありません。例えば、香港はOKですが、中国では認められません。
  3. 写真のサイズ、撮影時期は非常に厳格
    →僕の住所を管轄している神奈川警察署の免許担当のオバサンだけかもしれませんが、50mm×40mmの規定サイズに対して1~2mm欠けていたら受取拒否でした。続いての申請では、上三分身の規定に対して、顔が大きすぎると言われ、さらに撮影時期が6か月以内でない(これは、ついノーチェックでパスポート申請時の写真を焼き増ししてしまったために言い逃れができませんでした…)と言う理由で却下されました。
  4. 渡航書類は実物でないとNG
    →外国に渡航することを証明する書類という要件だったので、メールで届いていた成田-バンクーバーのEチケット(英文)を見せたのですが、これも却下されました。印刷したものでないとダメだの一点張りです。

国際免許証が不要なケース

ハッキリ言って、僕のケースでは警察署での手続は不愉快以外の何モノでもありません。申請者のことを考えて手続を進める姿勢が感じられず、平気で人を待たせ、窓口のオバサンの判断だけでダメだの一点張りで却下、出直しさせるなど、昔、中国で味わったような体験をすることができました。

国際免許証を交付されるときに↓の書類がついてきましたが、何で申請前に渡さず公布時に渡すのかさっぱり分かりません。

IMG_0860_R  IMG_0859_R 

他の窓口はどうか分かりませんが、なるべくなら国際免許証を取る手続は避けたいものです。渡航先によっては国際免許証がなくても運転ができるケースがありますので、まずはそうした手段がないか探してみましょう。

  1. 日本の運転免許証だけでOK
    →ハワイ、グアムなどはこれで済む場合が多いみたいです。レンタカー予約時に確認しましょう。
  2. 翻訳証明書でOK
    →僕が今度行くカナダでもバンクーバーなどはこれで済みますが、運転はアルバータ州なので適用外でした。アメリカ本土、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでは、運転免許証翻訳フォームがあれば国外運転免許証は不要です。

まとめ

国際免許証の取得を甘く見ていたのが悪いのですが、このために、平日を3回使って管轄警察署に足を運びました。ぜひ、写真のサイズなど要件を細かいところまで確認して一発で取得してください。または、行先によってはわざわざ取らなくて済むかもしれないので、別の手段もチェックすることをお勧めします。

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