中国・ベトナムの旅 Day8

正月旅行も残すところあと2日、今日は建水を出て昆明に戻らなくてはならない。7時頃宿をチェックアウトしてバスターミナルまでタクシーを使う。朝陽門までの一本道が一方通行のため、郊外へ向かうときはかなり遠回りをしなくてはならない。

建水ー昆明間は高速道路もあり、バスも頻発。20分ほどで乗車(73元)。乗車前に高菜の饅頭を食べる。饅頭は安くて腹持ちがいいので旅人には便利な食べ物なのだが、何の饅頭がいいのかいちいち聞かれるのがやっかいだ。鮮肉包あたりがポピュラーだが、チョコレート色のものがあったりして、実は結構バラエティに富んでいるみたいだ。
昆明まではほぼ高速だたが、思ったより時間がかかって、昆明のバスターミナルに着いたのは昼過ぎだった。このバスターミナル、在昆明約2週間以上の僕にも全く初めての新しいところで全く場所の見当がつかない。おそらく街の南だとは思うが、近くには巨大なショッピングモールがあるので、最近開発された地区なのだろう。時間を無駄にしたくはないので、さっさとタクシーを停めて楽天トラベルで予約した空港近くの宿へ向かう。

が、遠い

メーターがじりじり上がっていき、ようやく見覚えのある駅南エリアに出たときには既に30元を超えていた。この新ターミナル、ずいぶん離れたところに作ったもんだ。
さっそくチェックインして、午後どこへ行くか検討。今まで訪れたことなのない筇竹寺へ行ってみることにする。宿からここへはまず昆明駅まで出て、バスを乗り換え西バスターミナルへ行き、ここでさらに団結村行ミニバスに乗り換える。西バスターミナルでは既に長距離線は閉鎖されているようで、バスターミナルの郊外化が勧められているのを感じる。ミニバスの出発まで時間があったので近くの市場を見てから昼食。麺・軽食のチェーン店に入ったがやたらしょっぱくて失敗だった。

黒林浦から筇竹寺まではかなり山道を上がっていく。途中に刑務所があり、ちょっと驚く。お寺の入場料は6元。山腹に位置する静かな寺だ。とはいえ、中国の寺なので装飾はカラフルで派手なのだが…。入ってすぐ右手にある四天王像の1つが松平健にソックリでからり笑った(写真2番目)。

この寺での見所は五百羅漢像。2つの部屋にびっしりとリアルな彫像が立ち並ぶ。中には、怪物的なものもあり、ちょっと薄気味悪さすら感じる。撮影禁止と書いてあったが、他の人見物客は全く樹にしてなさそうだったのでフラッシュ無しで数枚写真を撮らせてもらった。
五百羅漢の部屋から上にいくつかお堂が続き、最後の部屋にはお馴染みの釈迦牟尼の一生を描いた壁画が壁をぐるりと囲っていたが、その作者の名が剣川郁生となっていたので、こんなところに日本人が描いた絵があるのだろうかと疑問に思った。帰国して「剣川郁生」という画家を調べてみたが全く出なかったので職業画家ではないのだろうか。




帰路は黄土坡バスターミナルから市街地へ行ってみる。シアターで何か見られないかと芸術劇院を探してみるがガイドブックに書いてある場所には見つからず。近くの高級ホテルで英語のできる服務員に聞いてみる。Carrefourの近くにあるというので行ってみると、どうやらArt Theaterを映画館だと思って案内したらしく、お目当ての劇院は結局発見できなかった。
帰国も近いのでCarrefourで買物をする。新彊の干葡萄(レーズン)がうまいのでたくさん購入。少し街を歩いてから昆明駅近くのネットカフェでメールチェック。よどんだ空気に溢れていてメールを済ませたらネットサーフもせず早々に退散。

一度宿に戻ってから夕食にすごく繁盛している火鍋屋へ。バンコクのタイスキみたいなシステムでスープが○元、あとは具材ごとに値段が決まっていて表を見ながら入れるものを注文していく。予算と相談しながら食べられるのがいい。繁盛店だけあってスープも美味く、超満腹になるまで鍋を楽しむ。

本日の1曲 Andrius Mamontovas「Jureivio daina」

中国・ベトナムの旅 Day3

さて、昨日はいろいろあったがようやくこの旅のメイン雲南省での活動が始まる。
昨夜空港からの道すがら標識を見ていたが結局、自分が泊まった宿がどこなのかはっきり分からずじまい。近くにバス停があり、昆明駅に近いことは分かったが、どうやらここからは高速道路らしき橋を渡っていかなければ、駅近くに出ることはできなそう。やむなくタクシーで昆明駅近くのバスターミナルまで移動。
予定では昨日夕方6時前には昆明についてそのまま夜行バスで河口へ移動し、今日はベトナムへ入るつもりだったが、丸一日遅れてしまった。とりあえず、1日遅れで河口までの夜行バスのチケットを買って(146元)、荷物を預けて雲南民族村(門票70元)へ行ってみることにした。
昆明はかつて1週間以上滞在していたのでだいたい町の見当はつくのだが、昆明駅が超モダンになっていて驚く。が、小さな商店などはあまり変わっていないし、成都から来ても雲南訛りの田舎っぽい人が目につき、懐かしい香りは残っている。中国を旅するなら田舎に限る、と改めて思った。

平日だったからか雲南民族村は思って以上にガラガラで、のどかな日差しの中、広ーい敷地をのんびりと楽しむことができた。2回目だったが、20以上もある少数民族村廻りは飽きない。3時頃には演舞場?で大規模なショーがあり、これは必見だ。ディズニーランドのような顧客をエンターテイメントの世界へ引き込んでいくような熱心さはほとんどないが、ウチの村に来たらこれ見てきなよ、という緩い雰囲気が、実際の村を訪れているような気にさせてくれる。そこがこの民族村のいいところだろう。深センにある民族村はどちらかというとディズニー的な雰囲気を持っている。

時間があったら、すぐ近くの雲南民族博物館も見たかったのだが(ここには少数民族の衣服などがたくさん展示してある)、閉館間近になってしまったため断念し、昆明市街へ戻る。

夜行バスの出発までだいぶ時間があったので、駅近くをぶらぶらして雲南省の省都を散策、清真(イスラム)食堂でお目当ての新彊拌麺(ラグメン)を食べる。ウマイ!世界安くて美味いもの大賞優勝候補の一品だ。満足&満腹になってから荷物をピックアップして河口行バスに乗車。

寝台夜行バスだが、質の悪いカタコト英語のガイド?がいて高速代と称して余分に20元取られた。他の中国人乗客は10元だったようだ。半年の旅行だったら断固抵抗するところだが、連れもいるし300円を巡って戦うのも面倒に思えたのでくれてやった。たまたまベッドの下の段に昆明で中国語を習っている日本人がいて、切符の半券を取り返してくれるなど、力になってくれた。彼は観光ビザで入国しているのでたまに国境を超えて中国へ入国しなおさなければならなず、そのためにベトナムへ一瞬だけ行くのだと説明した。

バスは20時頃出発、寝台バスには慣れているので僕は苦もなく睡眠、が途中で連れに起こされる、斜め下にいる中国人に荷物を引っ張られたので、気をつけろという。下の日本人青年にも言ったら、ドライバーがスリに気をつけろと何度か言っていたというのでやっぱりこの男はそうなのだろう。気にしながらもまた眠ってしまったのだが、深夜気づくとその男はいなくなっていた。どうやらスリ未遂がバレてバスを降ろされたらしい。ザマ見ろだ。

本日の1曲 Audioslave「Getaway Car」