Day206 災い転じて…

朝起きたら昨夜からの雨がまだ降り続いていた。が、今日はペトラへの移動日なので雨でもさほど影響はない。宿をチェックアウトし、バックパックを預けて南方面へのバスが出るターミナルへ向かう。その間にさらに雨が激しくなっていた[:ぶー:]
ペトラ遺跡手前の町ワディ・ムーサへ行くバスを探すが、セルビスしかないという。金曜日(イスラムの休日)と雨が重なったので需要がないと思いバスを出さないのかもしれない。セルビスは4JDと高いので、途中にあるマアーンまでバスで行って、そこからワディ・ムーサへ行けばいいだろう。マアーンまでは2時間強(1.35JD)。車中はほとんど本を読んで過ごしていた。マアーンに着いたのは2時頃で、幸いすでに晴れ上がっていた。
ワディ・ムーサ行バスを探すが金曜だからもう終わった、タクシー(5JD)で行けとの返事。セルビスをけちったのが裏目に出た[:ポロリ:]
が、「災い転じて福と成せ」が僕の信条、こうなったからにはヒッチで行くことにしよう。ワディ・ムーサへのジャンクションへ向け歩いていると、遊牧民風のガキがまとわりついてきた。何を言ってるのか分からないが、うっとおしいので追っ払うと、俺を突き飛ばして逃げていった。そんなマネは許さんと、追いかけていくとこれまた遊牧民風のオヤジがいたので、このガキが俺のことを突き飛ばしたんだ、と(日本語でジェスチャーまじえ)言う。ガキは全く反省の色もなく、オヤジも失せろみたいなジェスチャーをするので、目の前でガキの頭をひっぱたいてやった[:工具:]
それを見てオヤジがファイティングポーズをとってきたので、もう一度このガキが悪いんだ、お前も謝れと指差して言ってやる。ガキが何か反論し、オヤジがまた失せろというジェスチャーをするので、分かりやすくFuck Youと言い捨てて去る。と、オヤジも一応それくらい知っていたのかFuck Youと言い返してきた。むかつくガキはまだ後ろから小石を投げてくる。

砂漠へ帰れ、この遊牧民のブタ野郎!

何度か道を聞きながら(その都度、車はあるのか?ないならタクシーを拾えと言われ面倒だったが…)、ジャンクションへ辿りつき早速ヒッチ開始。まだ3時過ぎだし交通量はけっこうあるので大丈夫だろう。ここからの50km移動なんてチベットで1500kmを1週間ヒッチし続けたことに比べればハナクソみたいなもんだ。数台車は停まってくれたが、ペトラはツーリストタウンというだけあって皆2〜5JDは要求してくる。バスなら0.5JDもかからない距離なので、一応の予算は1JDとしておく。30分くらいして1台のぼろい車が停まって、ワディ・ムーサへ行くのか?だったら乗れという。オヤジは悪い人相ではなかったし、すでに助手席に人が乗っていたので、さっそく後部座席に乗り込む。動き出してからしばらくして、1JDでOKか?と聞くと「3JDだ」というので、だったら降ろしてくれというとあっさりOKになった[:グッド:]
ポンコツの割には60km以上出して突っ走り30分強でワディ・ムーサに入った。予定していた宿はあったのだが、オヤジは知り合いの宿らしきところで車を停め、フロントの兄ちゃんを呼び出して勝手に話を進めた。ま、値段を聞いて部屋を見てから断ればいいと思い、オヤジに1JDを払い、礼を言ってから宿に入る。聞いたことのない宿だったが、バス・トイレ付シングルで3JDと予想していなかった安値なので即OK。他に客はいなさそうだ。部屋に荷物を置いて地図を持って町へ出る。ぶらぶらしながら価格調査をすると、たいていの店はツーリストと見るととりあえず何でも1JDという感じで吹っかけてくる。5時頃まで歩いてみるが、旅行者らしき人影は少なくここも完全にシーズンオフだなぁと感じる。
ここは標高1000mを超えていて、日が斜めになってくるとアンマンよりさらに冷え込む。一般的に遺跡は早朝から見るのがいいのだろうが、どうせ観光客は少ないだろうし朝は相当寒そうなので8時過ぎに出ればいいだろう。明日の食事用にパンとジャムを買って宿に戻る。

本日の1曲 The Smashing Pumpkins「Farewell And Goodnight」

↓ペトラの修道院

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