Day290 バラコットの状況

結局、昨日はサードとハマドの双子兄弟もパルヴェイズも戻ってこなかったが、申請してあるインドビザが不安なのでイスラマへ戻ることにする[:汗:]
今日も6時半頃起きて朝食をいただき、食後サダフやザフール、グルタージュ、シェール・ワイズの家などを訪れこれからイスラマに戻るとお別れを告げる。で、またお茶をいただいたりして出発できるようになったのは9時過ぎ。ジャミールとルビナの婚約者も一緒にイスラマに戻るというのでカラスから幹線道路へ下る道を使ってヌーリーを後にする。途中、シャクールの家で休憩、またお茶をいただく。シャクールもナビーダもいなかったので学校に行っているのだろう。
しばらく待ってジープをつかまえ、バラコットへ向かう。周囲の村を見ているとどうやらカワイの集落辺りにはトタン板が配布されているようだ。幹線道路から下にある集落は目に付きやすいが、ヌーリーのように山の上にある集落は見落とされがちなのかもしれない。
1時間ほどでバラコット到着。ジープ代はジャミールが支払った。自分の分を出したがどうしても受取らなかった。せっかくバラコットで時間があるので、初めに医療キャンプをしたエリアがどうなっているのか見に行くことにした。行ってみると日本人らしき人が見えたので近寄ってみるとたまたまNWAと足利工業大学の先生がソーラークッカーの実験をしているところだった。ものすごい偶然だ[:びっくり:]
バラコット全体的にはテントからシェルターへ移行しているようだが、このエリアではまだ12月時点と同じようなテント生活の人が多い。政府やNGOによって組織されたテント村だと一斉に物資の援助が行われるのだろうが、ここのようにたまたま寄り合ってテント群ができているだけのところはあまり援助が行われなかったのだろうか?手に入れたものは既に売って現金化したのかもしれないが…
医療キャンプでいちばん印象に残っている(大怪我をして額を縫った)ナシマの傷はすっかりきれいになっていて、近づいて見なければ傷跡も全く気にならない。傷が残ったら、10年後に(嫁に)もらいますよ、なんて冗談を言っていたが、その必要もなくなった(笑)。
ソーラークッカーでご飯を炊く方法をこの辺りの人たちに教え、ナシマのじいちゃんにクッカー一式を渡してイスラマに帰る。しかし、資源を節約するという観点などそもそも持っていない人たちに道具だけ渡してもなかなか定着は難しいだろう。イスラマに着いて8日ぶりにシャワーを浴びてさっぱり。もう明日はパキスタンを出国するのでぼちぼちその準備をして就寝。

本日の1曲 Savage Garden「To The Moon And Back」

↓ソーラークッカーの実験

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