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太陽がやってきた

5月3日に誕生した長男の名は「太陽」。数年前、秋のチベットで寒さに震えながら早朝からヒッチハイクに立ってひたすら日の出を待っていた日々、太陽こそが生命の源であり、そのありがたみを身体で知った。そのときから将来男の子ができたら、太陽と名付けようと考えていた。その名のとおり、彼が周りの人に光と温もりを与える存在になってほしいという願いを込めて。

さて、彼の内祝いに何かユニークなものはないかと探していて”これだ”と閃いたのが「太陽」という名の酒。明石に「太陽酒造」という小さな蔵元があってそこで造られているのが純米酒「太陽」だ。

内祝い用に大量発注する前に一升取り寄せて飲んでみたが、さすが14年熟成の古酒。ブランデーのようなまろやかな味わい。日本酒の概念に収まらない濃厚な美味さだった。

味も申し分ないので、先日20本を発注。よく「1万円以上お買い上げの場合送料無料」といった通販があるのでダメもとで送料無料にならないか聞いてみると、価格も相当安く設定している等々の理由でNG。ただ、以前1本購入していることもあってか、支払を商品同封の郵便振替にしてくれた。なかなか個人相手に5万円近い商品を送って代金後払いというのはやってくれないのではないだろうか。


その古酒「太陽」が発注日翌日の夜に早くも到着。太陽くんの内祝いで…といった話をしたからか、太陽のお猪口ペア、酒粕、赤石漬けという漬物をおまけに入れてくれていた。いい蔵元だ。感謝感激。

↓おまけのお猪口と


後で知ったのだが、この太陽酒造、社長と奥さん、杜氏の3人でやりくりしている本当に小さな蔵元で、阪神大震災で蔵が全壊。そして酒造再生を掲げるベンチャー企業にいったんは権利を売ったが、後に借金をして買い戻すといった波乱万丈のストーリーを持っていた。詳細は朝日新聞の記事をご覧ください。

太陽が結んだ小さな蔵元との縁。いつか息子太陽と一緒に蔵を訪れて酒を飲んでみたいものだ。20年後の目標が1つできた。

14年熟成古酒「太陽」。本当に美味い。日本酒なのにロックでも飲めるくらい芳醇な酒。生産量が少ない上に、僕が20本買ったのであまり残ってないかもしれませんが、通販もやってますのでお酒好きの方はぜひお試しください。

本日の1曲 Simply Red「Holding Back The Years」

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