Day86 チトラール到着

6時20分頃起床。昨日激しく打った尻がまだ痛む。韓国人のコは起きる気配が全くなかったので今日もここで泊まる気なのだろう。静かに洗顔を済ませ、宿の外を少し歩いてみる。チトラール行ジープは7時頃出発と聞いていたので6時40分一人でチェックアウト。坂道を少し下ってところがバザールでちょうどチトラール行のランクル(120Rs)が停まっていた。
7時過ぎに出発。が、昨日来た道を戻っていく。あれ、どうなってるの?と思ったら、昨夜のガソリンスタンドのところから吊り橋を渡り、対岸の道からチトラールへ下っていくのだった。この吊り橋はかなり幅が狭く、バスは通れないだろう。なんでバスがマスツージ止まりなのかここで理解した。14人を乗せたランクルは快調にチトラールへ向け下っていく。ブニの手前5kmくらい続く川沿いの道はとてもいい景色だった。昨日もそうだったが、川沿いは背の高いポプラを初めとして緑が美しいが、ちょっと山を上がると全く植物がない。この緑と茶色のコントラストがこの地方の「らしさ」と言ってもいいかもしれない[:ラッキー:]
1時間半でブニに到着。ここから先は舗装道路になるのでかなり気楽だ。下るにつれて気温が上がってくる。チトラールの標高は1500mほど。カシュガル以来久々に標高1000m台まで降りてきたことになる。
11時前チトラール到着。腹が減っていたのであまりさっさとガイドブックおすすめの宿にチェックインし、向かいの食堂で朝食。この町はご飯(プラオ)を置いている店が多いようでうれしい。食後、少し足りなかったので焼きたてチャパティを2枚買って部屋で食べる。それからシャワーを浴びてコーヒーを飲みほっと一息。水シャワーしかなかったが、それでも何とか浴びられるくらい暑い。移動が続いていたので午前中は部屋で休養[:zzz:]
1時過ぎに町へ出て、警察署で外国人登録を行う。この登録書がないとカラッシュバレーに入れないらしい。ここの警察もフレンドリーな雰囲気で手続きは簡単に終了。町を歩いているとたまにチャイナという言葉を耳にする[:ぶー:]
あまり日本人観光客は来ないのだろうか?
チトラールは思っていたより小さな町(ギルギットより小さい)で、見所はバザールくらい。チトラール帽などを作っているテーラーがよく目につく。フンザ近辺と比べると英語を話す人が少ないようで話かけられることもさほどないし、たまに話してみてもあまり通じないことが多かった。町の南側でカラッシュバレー行ジープ乗場を探していたらたまたま博物館を発見。入っていくとすぐ展示室に案内されてしまった。タダか?と聞くと頷くので見学。家具、衣服、食器、武器など地元の古い物品が展示してある程度。考古学&民俗学博物館と書いてあったが、考古学的な展示はほとんどなかった。僕的には展示よりもカラッシュ族の写真のほうが興味深かった。早くカラッシュギャルに会ってみたいよぉ。一通り見て出ようとするとゲストブックの上に25Rsと書いてあるチケットが置いてあった。何だよ、タダじゃないじゃんか。まぁ大した額じゃなかったので文句言わずに払ったが、博物館には英語を話せる人を置いてほしいものだ[:ムニョムニョ:]
博物館を出てバザールの店を冷やかしたりしながら歩き回る。ノーザンエリアでは見なかったが、こっちの人は深緑色した塊をよく口に入れていて、それを練っている店もたまに見かける。これは何か?と聞くと「ヌシュワール」と言われた。アフガニスタンやペシャワールでポピュラーなものだそうだ。噛んで食べるのではなく、口に入れて5分くらいして吐き出すらしい。試してみようかと思ったが、(いかにもまずそうだし)ローカル以外には薦めないと言われたのでやめておいた。
夕方、チャプリケバブを夕食にして宿に戻る。もうちょっとフレンドリーな町をイメージしていたのでちょっと期待外れだったかな。

本日の1曲 Hanoi Rocks「Million Miles Away」

↓ヌシュワール?をこねる少年たち

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