Day307 再び上ラダック

6時半頃起床し、チャイをいただく。さて、支払だがおばちゃんは宿代をいくらとは言わなかった。As You Likeということらしいので150Rs渡しておいたが、表情から察すると相場通りといったところか。おばちゃんはまた来なさいと言って送り出してくれた。とても居心地のいい宿だった[:ラッキー:]
7時過ぎにレー行のバスに乗車。下ラダックのほうが温暖で緑が豊富なので春に訪れるならこちらのほうがオススメだ。1時間ほどでレーのバススタンド到着。このまま上ラダックのチェムレイ、タクトク両ゴンパを訪れることにして朝食をとってサクティ行バスを待つ。10時20分頃出発、チェムレイ・ゴンパが思ったよりカルーより遠く、行き過ぎたのではと心配していたがちょうどチェムレイのラマが後ろの席にいたので降車点を教えてくれた。チェムレイは要塞型ゴンパで非常に絵になるところだ。バスストップから500mほど歩いて岩山を登っていく。
ゴンパに着くとちょうどドゥカンで1人のラマが読経していたのでまずはここから拝礼。千仏画の壁画、正面には仏像、チョルテンが数体のシンプルなお堂だ。この後、2階のグル・リンポチェラカンを開けてもらう。ここは新しいが、本尊の巨大グル・リンポチェ像に加え、グル・リンポチェ8変化の像が並ぶなどその名の通りグル・リンポチェコレクションといった感じのお堂だ。壁画は憤怒尊、イダムが多数、ごく新しいが素晴らしいものだ。壁画はラマではなくラダックの絵師が描いたと言っていた。ここのラマは若いが親切でいろいろ解説してくれた。続いてラマ・ラカン、こちらは対照的に古いお堂で暗い中にいくつかの塑像が並んでいる。カラーの違うお堂があって素晴らしいゴンパだった。個人的にはラダックのゴンパベスト3に入れたいところだ。
岩山を降りて左に行くとタツァン(学校)があったので、また小僧たちと話をする。ここでは約35人が学んでいるそうだ。タクトク・ゴンパまでの距離を尋ねると3kmというのでバスを待たず歩いていくことにしたが…小僧の言葉を信じたのが失敗だった[:ふぅ〜ん:]
チェムレイを後にしてバス道をてくてくと上がっていく。40分ほどでキロポスト上はサクティに到着したが、この村は広範囲に渡って家が点在しており、このゼロポイントは集落の入口を示しているに過ぎないようだ。目指すタクトク・ゴンパはまだ遥か彼方だが1時間あれば着くだろう。さらにサクティ谷を上がっていくと商店が何軒か並んでいるところに出る。ここから15分ほどでようやくゴンパ到着。結局8km強(所要1時間40分)歩いてしまった。さすがに疲れて、ゴンパの階段を登るのもキツかった。
このゴンパはラダックでは珍しくニンマ派に属しており、もちろん本尊はグル・リンポチェ。壁画も「ザ」を初めとする憤怒尊が多く、密教的雰囲気が濃い。見所の洞窟ラカンはひんやりとしており、暗くて詳細はよく分からない。天井から染み出た水にお札やコインがたくさん貼り付けてある。ここを出るともう4時でレー、カルー方面の終バスの時間だ。このままカルーに行っても宿がなさそうなのでここで泊まれるところを探す。と、寺の入口で働いていたオヤジが家に泊めてくれるというので民泊決定[:イヒヒ:]
家に案内してもらい荷物を置く。オヤジはまた仕事に戻り、6時頃帰ってくるというのでその間村をぶらぶらする。このあたりはまだ春が到来していないようで緑がほとんどない寒々しい風景だ。
サクティにはタクトク・ゴンパともう1つ新しいゴンパが少し上手にあるので、こちらを見に行くがゲートが閉まっていて入ることもできず。ラマもいなさそうだった。6時前に部屋に戻り、日記をつけたりしているとオヤジが戻ってきて一緒にチャイをいただく。茶を飲むとオヤジは畑仕事に出てしまったので、また日記の続き。7時半頃、ゴンパからチベタンホルンの音が響いてきた。夜の勤行が始まるのだろう。元気だったら見に行くところだが、さすがに疲れていたので部屋で休む。8時過ぎ、オヤジが娘を連れてきてチベットの様子をいろいろ聞くのでPCに入っていたラサの写真を何枚か見せてやるととても喜んで、これを下の部屋に持って行ってくれと言うのでよく分からないながらPCを持ってキッチンへ行くとラマがいた。このラマに写真を見せてほしいということだったのだ。さすがにラマはゴンパをよく知っていて、ギャンツェなどは説明するまでもなかった。それから9時になってようやく食事。ラダッキの食事は遅く、8〜9時が普通のようだ。そのためローカル向けの食堂は夕食を出すことなく5時前に店を閉めてしまうところが多い。食事はいつものようにご飯+サブジー+ダル。この3日間、家で出るのはこれしかなかった。嫌いじゃないから構わないが、パキスタンを出てから約20日肉を全く食べていないような気がする。完全ベジタリアン生活だ。

本日の1曲 Sheryl Crow「It’s Only Love」

↓チェムレイ・ゴンパ

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