明石の酒蔵「太陽酒造」試飲会に参加

以前もpostした息子「太陽」と同じ名前の酒を造っている明石の太陽酒造」では、オフシーズンの金曜夜(18時~21時)は有料試飲会を実施している。今回の大阪出張中、足を伸ばしてこの試飲会に参加してきた。

蔵は、山陽電車「江井ヶ島」駅から海側へ徒歩3分ほどのところにある。しかし、この山陽電車、運賃が高い!明石でJRから山陽明石へ乗り換えて江井ヶ島は5駅目だが290円もかかる。

この高い山陽電車を使わずに行く方法として、(試飲会に来ていた地元の方に教えてもらったのが)明石市が運営している「Tacoバス」を使う手がある。このバスだとJR大久保駅から100円で蔵の近くのバス停まで行ける。時刻表はコチラから。最寄りのバス停は江井ヶ島綜合市場じゃなかったかと思う。


さて、僕は大阪を17:20頃出て19時近くに蔵に到着。メールで参加することはお伝えしていたので、受付で場違いなスーツ姿を見つけ声をかけていただいた。そして、遠くから来てくれたからと、奥さんが蔵を案内してくれた。


この蔵はたった3人で昔ながらの醸造法で酒を造っている。阪神淡路大震災で蔵が半壊し、1億以上の借金を抱えながらの再出発。返済まではまだ7年かかる見込だそう。しかし、借金を返したらさらに昔ながらの酒造りに戻ってではなく、吊るし搾り(?造り方の基本を理解できてないので違ってるかも…)にしたいという、こだわりだけで続けている(失礼)ような酒蔵だった。太陽酒造のストーリーについては朝日新聞の記事にまとめられている。

槽(ふね)と呼ばれる機械。この下に酒が垂れてくるという。



以前使用されていて、復活したいと言われた天井の車



さて、試飲会だが、思ったより参加者は少なく、僕がついた時点で10人強。ただ、常連さんの話では、こんなに少ないことは滅多になく、先週はほぼ満席で50人近くいたそう。酒のアテがなくなる心配もないので、ラッキーなのだろう。


試飲会のシステムは、1,000円を払って、好きな銘柄お猪口1杯(5勺程度、大吟醸のみ3勺)を4回にアテ一品をいただけるチケットをもらい、酒を注いでもらうたびに、チケットにチェックがつけられていくというもの。だいたい1,000円で酒2合が飲める(+アテ)計算だ。用意されている酒は全て原酒なので、アルコール度数も高いため、水と一緒に飲んでくださいと、冷水と紙コップも用意されている。飲みきったらもう1回チケットを買えばよいかというと、そういう訳ではなく、「2合」という量は美味しく飲んで家にたどり着ける量ということになっていて、それ以上飲みたい人は酒を買って家で飲んでくださいと言われるらしい。


アテは、一品100円~200円で5種類くらいあり、どれも美味く非常にリーズナブル。来ているのは、地元の人が多いようで、今夜は大阪まで帰らないと、というとビックリされる(とても神奈川から来ているなど言えない空気を感じるくらい…)。

さあ、酒であるが、まずは「赤石」22年産から、続いて「たれくち」「和田美酒」最後に「赤石大吟醸」と試してみた。

味は…どれも濃厚で、ドライなタイプは一つもない、程度の説明しかできない。スイマセン。ライターなら味を文章で表現するつもりで飲むのだろうが、そのつもりがなかったし、また自分の舌が全く繊細でないことも自覚してるので、詳細は書かないことにした。でも、濃い、個性的な酒を試してみたいという方には絶対満足してもらえると思う。


また、アテには、野菜の浅漬けやキツネおむすび、もつ煮、冷奴、じゃが芋のごま味噌和えなどが並んでいて、セルフで袋にお金を入れて勝手に取る仕組み。どれもハズレなく美味かった。


大した量ではないのに、やや酔っ払っている感じの年配者がいて、からむというほどではないが「よう若いの…」的なノリで人生の先輩風を吹かせられたりもしたが、一人で行ってもなんとなくコミュニケーションが生まれるので、常連さんらしき人にはいろいろ聞いてみたらいいだろう。

いつの間にか2時間以上が経っていて、前述のTacoバスの時刻が迫ってきたので、お土産に「太陽」「たれくち」を購入して、一緒に飲んでいたご夫婦についておいとまをする。美味しい酒とアテとうんちくを楽しんだ数時間。帰りはJRの駅だったので大阪まで座って1本だったので気持よく酔って帰れた。


大阪、神戸方面に金曜日滞在の方はぜひ行ってみてください!(酒造りシーズンは試飲会やってないのでご注意)。

本日の1曲 Paula Cole「I Don’t Want To Wait」

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