予定通り昨日でラマダンが終わり、今日はラマダン明けを祝う祝日「イード」だ[:祝:]
ネットで見た某M日新聞の記事では「1年でいちばん大きなお祭り」と書かれていたが、イードの日にお祭りはない。全国紙レベルでよくこんな適当な記事を出せるものだ[:ぶー:]
朝、モスクに行ってお祈りをし、それから家族と一緒に食事をするのが普通のムスリムの過ごし方。この日は、イード ムバラク(明けましておめでとうみたいなものか?)と挨拶し、子供にはイーディー(お年玉?)をあげるのだ。日本のお正月みたいな感覚らしいが、おせちのような特別な料理はない。
イードには服を新調するのが一般的らしいが、今年はそのお金を震災寄付に充てた人も多いと聞く。ムシャラフ大統領も大勢の国民が災害に遭って苦しんでいる状況なので、派手なイードは自粛するようにという声明を出している。
朝、おととい購入したイードカード(年賀状?)にメッセージを書いてお世話になっている督永のお母さんにお渡しする。ちょっとしたイード気分?家の中にいると普通の日だが、外へ出ると車は全然通ってないし、店も皆閉まっている。僕にはあまりうれしくない祝日だが、ムスリムにとってはようやくいつでも[:食事:]が食える、水が飲める、タバコが吸えるという待ちに待った日なのだろう。
外に行っても店が開いてないのでオフィスでテント村にかかるコスト試算の検討をして過ごす。さすがに1000人規模のテント村にかかる費用は莫大だ。11月半ばから来年3月末までの4ヵ月半でかかる費用は3000万円程度になる見込。一人当りにすると3万円と大した金額ではないのだが、とにかく人数が多い。これをもっと大きな人数に当てはめると、3億円あっても1万人しかカバーできない計算になる。仮に400万人ともいわれる被災者全員をテント村に収容するとしたらその費用は1200億円。今回の震災支援で日本が拠出した20数億円も全然大きな数字ではない。しかも、その金額には渡航費、人件費といった現地に落ちないものも含まれているようだ。自衛隊員の手に渡る特別手当も震災支援費用に計上されるのだろうか?
今夜はイードディナーというわけではないが、一家で外食。これがまた大変だった。そのお話は近日UP予定のオバハン通信でご覧ください。
本日の1曲 Metallica「Welcome home (Sanitarium)」
↓イードを祝って?ヘンナで手のひらにペインティング
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