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Day242 ブッシュがやってきた

昨夜ブッシュが来たおかげで今日も道路封鎖。2日連続でテント村へ行けず休業状態だ[:ぶー:]
今朝の新聞によるとブッシュは昨夜イスラマ空港に(地上からの砲撃を避けるため)無灯火着陸し、ヘリでアメリカ大使館に移動しそこで宿泊。同時におとりカーも出されたらしい。
今朝の新聞には「Welcome President Bush」のお世辞広告で紙面がいっぱい。今日は午前中ヘリが上空を監視していたようで何度かそれらしい音が聞こえてきた。ムシャラフさんとの首脳会談は午前中に行われたようで午後には記者会見が行われていた。ニュースによると、会談の主なテーマは対テロ戦争への協力継続と「戦略対話(US-Pakistan strategic dialogue)」の開始。そして、インドに対して協力を約束した核の平和利用に対する技術供与についてはパキスタンに対しては行わないというもの。個人的に興味があったのはアメリカがイラクやアフガンで使った大義名分「民主化促進」に関し、(クーデターで政権につき、現在も陸軍参謀総長を兼任する)ムシャラフ大統領をどのように評価するのかという部分だったが、首脳会談の場では「来年の総選挙を民主化促進への大きな機会だと位置づけ、開かれた公正な選挙になるよう求め、一層の民主化努力を要請した」という。なお、この話題についてムシャラフさんは記者会見で「(陸軍参謀総長の兼任については)憲法に沿って対処される」と回答している。
ブッシュはイスラマ住民に多大な迷惑と混乱を与え、わずか24時間足らずのパキスタン滞在を終えてアメリカへ帰っていった[:汗:]
今回のブッシュ南アジア諸国訪問の内容を見ると、アフガン、パキスタンに対しては「引き続きビンラディン探しを頑張れよ」という軍事的な協力の確認、一方インドに対しては(あれだけいろんな面で不平等な国なのに)「多民族・多宗教国家の民主主義の模範」と持ち上げ、(イランには平和利用であっても核開発したらぶっ潰すぞと脅しているにも関わらず)核についての協力を約束するなど21世紀の急成長巨大国家に対して積極的な接近を図った。要するにアメリカにとって最大の脅威である中国を意識したアジア戦略のカギはインドとの連携強化なんですよということか。
パキスタンとしてはあからさまに隣国インドと対応に差をつけられ、対米、対中、対印それぞれの姿勢に変化が現れてくるだろう。当面はアメリカを刺激しない程度に中国に近づいていこうという流れになるのだろうか???

本日の1曲 Skid Row「Riot Act」

↓Welcome President Bushの新聞広告

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