Winter Vacation in 沖縄 Day4

今日は久高島を出て、沖縄中部のコザに宿を予約している。一応日の出を見るつもりで早起きしたが天気は雨[:あめ:]
仕方ないのでもう一眠り。7時半に起床し、シャワーを浴びてから昨日見逃していた御殿庭（ウドゥンミャー）などを見て回る。御殿庭の脇には久高名物イラブー（海蛇）の燻製所があり、いい匂いが漂っていた。

ちなみにこのイラブー、海蛇なのだが（陸の）岩場に隠れているのを素手で取るらしい。

宿に戻ると、交流館館長の猫がいたのでご挨拶。チェックアウトし、港まで車で送ってもらい、9時のフェリーで本島へ帰る。バスの接続がよく、10分後には那覇行きのバスに乗って与那原で下車。
バスを待ってる途中、久高島から来たおっちゃんと兄さんの会話を聞いていたがさっぱり分からなかった。５分の会話の中で聞き取れたのは「銀行」と「１月」だけ…もはや同じ言語ではないと実感。
ここから中城（ナカグスク）へ行くので、バスにするか車を使うか考えていたら目の前でカーブにけっこうなスピードで突っ込んできた乗用車がスリップ、ロックがかかったらしく制御がきかず対向車線で信号待ちをしていた軽自動車に激突[:びっくり:]
幸か不幸か警察署の目の前だったので10秒後には警察官が門を飛び越えてやってきた。目の前で事故を見るのはあまり気持ちのいいものではない。

結局、中城まではタクシーを使うことにして国道329号を北上、この時のドライバーは使えないおっちゃんで、中城近くに来て「道分かりますか？」と聞いてきた。おいおい、観光客に地元のドライバーが道聞いてどうする[:ムニョムニョ:]
ちなみに、沖縄のタクシーはだいたい初乗り500円（小型は450円）、約6000台が稼働しているとのこと。一方、レンタカーはピーク時20000台にも達するらしい。

ま、なんとか中城に到着、着いたときはまだ雨だったが、見学しているうちに止んでくれた。この城には初めて来たが、思った以上にきれいだった。本土の城にはない曲線美に惹かれる…また、全部回ってみると初めの印象よりだいぶ広く感じた。

城はまだ修復が行われており、オリジナルの石垣に修復石垣を積む作業が進行中だった。また城内には沖縄名物のマイマイ（カタツムリ）がそこら中で雨を楽しんでいるようだった。

中城からまたタクシーでコザへ。コザに着くと、まず予約していたごーやー荘へ。チェックインの手続きはしたが部屋は使えず、荷物を預けてコザの街散策へ。マスターの秀さんに周辺の情報を教えてもらい、まずは農連市場とその近くの仲松商事へ。もう午後だったので市場は商品も人も少なかったが、仲松商事はすごい人出。いわゆる「業務スーパー」っぽい感じだが、沖縄産、沖縄需要の高い輸入品は非常に安い。さっそく、泡盛やSPAMを買って帰る[:イヒヒ:]

それから市街地へ。パークアベニューもシャッターの閉まっている店が半分で非常にさびしい限りだ。コザは僕も連れも以前に来ているが、二人して「いやぁ、さびれちゃったなぁ〜」と愕然とする。沖縄ガイドブックを見ても最近は中部の町でもコザではなく、北谷、恩納など西岸の街を紹介しているものが多いようだし、県内の観光地としても相対的地位が下がってきているのが見てとれる。
昼食は定番の「チャーリー多幸寿」でとる。二人でチャーリーセットをシェア、ドリンクのマンゴージュースもうまくて満足。

この後、コリンザに行ってみるが、ここもテナントが全然埋まらず、人がいるのは100均とバッタ物市だけ。ゲート通りや一番街などあちこちうろうろするがあまり活気がない。ま、この街は昼向きではないのだろうが、それにしても…ちょっと時間を持て余し気味。

そうそう、コザに来たら見てほしいのが、街中で見かける「デニー…」と書いてある手書きの板。次期衆院選に出馬されると思われる民主党の玉城デニー氏の後援者が作って電柱に結んでいるのだと思うが、実に素朴で面白い。こういう支持者がいればきっとデニー候補も心強いだろう。

宿に戻ってから教えてもらった銭湯「中の湯」へ。ここはなかなか意外性のある風呂屋で、沖縄なのに温泉だった。また、脱衣所と風呂場の境がなく、番台でお金を払って男湯のドアを明けたらもう、湯船につかっていたり、体をこすっていたりする人々の姿が目に入ってくる[:たらーっ:]
湯船は小さく、３〜４人しか同時には入れないが、どうやら沖縄の人はあまり長風呂しないようだ。風呂を上がって、番台近くのベンチで連れを待っていたら、おばぁがコロッケやサバのフライをくれた。うれしぃ〜
さらに、宿に帰る途中、自動車整備工場の前を通りがかったら仕事納めの餅つきをしていて、へぇ〜餅つきだよ、とか言ってたらおじさんが招いてくれ、つきたてのお餅をいただいてしまいました。うまいよ〜ありがとう[:ラッキー:]