熊野古道歩き その3

5時に起床、[:雨:]は降っていないが雨雲が空を覆っていて天気が好転しそうな雰囲気はない。このあたりはケータイも圏外で気象情報もとることができない[:ムニョムニョ:]
6:40に出発、三浦の集落を出ないうちにけっこうな雨が降りだしたのでトンネルの中で雨具を出して着る。三浦口から吊り橋を渡って山道に入る。しばらくは山道周辺に畑や民家が続いているが人影は全くない。急登を30分ほど上がると吉村家跡の大きな杉の木が見えてきた。雨は相変わらずでもうずぶ濡れ[:モゴモゴ:]
ここでは休憩せず、さらに45分歩いて「三十丁の水」で休む。湧水はありがたいが、雨の中だとイマイチだ。ここから45分で三浦峠に到着。東屋があって雨をしのげるのがありがたい。まだ9時半と早いがせっかく屋根があるのでここで昼食とした。休んでいると、逆コースを歩いてきた登山者がやって来た。このコースは世界遺産だけあって標識等もよく整備されているが、熊野→高野山方面へ歩く人のことはほとんど意識されていないようで、(高野山側から2回歩いているにもかかわらず)何か所か道を探すのに苦労したと話していた。
食後、下りに入る。出店跡あたりまでは傾斜もゆるくは快調だったが、観音堂まではちょっと長く感じた。12:20に西中のバス停に到着。ここから十津川温泉までは約9kmの国道歩き。だいぶ明るくなってきたのでもう雨はだいじょうぶかなと思って歩いていると、いきなり土砂降りになったので近くの商店に入ってスナック菓子とビールを買って雨宿りしながらいただく。そうしている間、ここのおばちゃんが家でできたという冷えたトマトを持ってきてくれた[:ラッキー:]
雨が小降りになったので再び歩き始め、2時半に十津川温泉着。さっそく公衆浴場[:温泉:]を見つけて入る。小さな温泉だったが他に誰もいなかったのでゆったりと風呂を独占し、3日間の汗を流す[:イヒヒ:]
風呂から上がってキャンプ場を探すが「この近くにはない」が、川湯温泉方面の河原でキャンプしている人が多いみたいと聞いたので、再び2kmほど歩いて川から1.5mくらい上の原っぱにテントを張る。張っている途中から再び雨が激しくなる。何とか張り終えてしばらく休み、食事を作ろうかな、と思ったらものすごい勢いで雨音がフライをたたきだしたので、この勢いで雨が降り続いたら川が増水しかねないなと不安になる。
そんな不安を抱きながらでは眠れそうにないので、今日はテント泊をやめ民宿に避難することにする。再び2km歩いて前述の公衆浴場に行っていちばん安い素泊まり民宿はどこ?と聞いて「大和屋」というところを教えてもらう。さらに1km歩いて十津川温泉のバスターミナル近くにある宿に入る。1泊4,200円なので助かった。ここには洗濯機もあったので第2回入浴後は汚れた衣類を全部洗濯、脱水。これで明日は気持ちよく歩き始められるだろう。

本日の1曲 宇多田ヒカル「Time Limit」

↓三浦峠からの下りにある観音堂

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