7月に息子と2人で山形2泊3日の旅行に行ってきました。その2日目に宿泊した米沢 小野川温泉「河鹿荘(かじかそう)」がとてもよい宿だったので紹介します。
ロケーション・外観
山形新幹線米沢駅から約10kmの小野川温泉街にある宿の1つです。小野川温泉は、鬼面川(おものがわ)沿いに14軒の宿がある温泉街で、ほたるの里としても知られています。おそらく河鹿荘はこの温泉街でいちばん高級旅館ではないかと思います。とはいえ、1泊2食付で7,500円~と料金はリーズナブルで、コストパフォマンスが高く、口コミ高評価、リピーターが多いのも納得です。
3階建てで客室は31室。池を囲むように建物が分かれていてちょっと複雑なのですが、公式サイトにあった上からの写真を見ると作りがよく分かります。真ん中の池では夕方になるとカエルの大合唱が始まります。カジカガエルが鳴く宿なので河鹿荘になったのではないかと思います(未確認)。
客室・施設
部屋は、ウォシュレットトイレ付の客室は和モダンの雰囲気です。ごく最近リフォームされたようで2017年7月に宿泊した際は、新築の匂いが漂っていました。
ミニ冷蔵庫の上にホテルのようなグラス収納があります。
非常に広々としており、洗面台もこのスペース。
施設としては、ロビーに隣接したカフェラウンジがあり、朝はここで美味しいコーヒーを飲むことができます(宿泊客無料)。外には、古民家風の足湯小屋があり、これは宿泊者以外にも開放されています。他には、(僕は使ってませんが)もみほぐし&エステサロンもありました。
建物自体は新しいものではなく、風呂場だけが少し年季を感じさせますが、内装は本当にきれいで清潔感にあふれています。
スタッフの方もフレンドリーながら、控えめなところもあり接客レベルも高いと感じました。到着した時、チェックインが集中して部屋への案内までしばらく待たされたのですが、その間、息子と将棋をしていたら、勝負がついたのを見計らって「どちらが勝ちましたか?そろそろお部屋へいらっしゃいますか?」と声をかけられました。途中でディスターブしないよう様子を見ていてくれた心遣いが嬉しいです。
温泉
大浴場は2つあって、時間帯によって男女交代になっているので1泊すれば2つの温泉を楽しめます。高温泉と低温泉をブレンドすることで加水しない100%源泉のお風呂に入ることができます。泉質は弱アルカリ性、無色ですが、温泉臭と湯船の底にたまった湯の花がしっかりした温泉らしさを感じさせます。
「せせらぎ」と「あさみどり」と名付けられた2つの大浴場ですが、露天風呂があるのは「せせらぎ」だけで、広さ的にも「せせらぎ」の方がオススメです。他に、有料で貸切の家族風呂を利用することもできます。
↓は「せせらぎ」の露天風呂です(写真は公式サイトより)。
料理
この宿の特徴の1つは個室でゆっくり料理を楽しむことができるところでしょう。家族旅行でもザワザワした宴会場で気ぜわしく食べるのではなく、時間をかけて美味しい料理を味わいたいものですね。
僕は、一般的な米沢牛の会席膳にしましたが、米沢牛のステーキはじめとしたバラエティあふれる山形の味、全10品を息子と1時間半くらいかけて堪能しました。
米沢牛は、本当に柔らかくジューシーで普段アメリカ産やオージービーフしか食べていない僕には同じ牛肉とは思えませんでした。
地ビールも楽しめます。
朝食はビュッフェスタイルですが、昨夜と同じ個室に運んでいただきます。2階だったので、次の料理を取りに行くのがちょっと面倒でしたが…
ホタルツアー(6~7月)
小野川温泉では、6月中旬から7月下旬までホタル鑑賞ができます。6月中はゲンジボタル、7月はヘイケボタル中心になるそうです。
河鹿荘から徒歩3分ほどの「ほたる公園」に歩いていくもよし、また希望者はマイクロバスで10分弱の田んぼまでホタルを見に行くホタルツアー(無料)に参加することもできます。
ホタルはそこら中に飛んでいて、捕まえようと思えば簡単に手で捕れるくらいです。
まとめ
2016年にリニューアルしたそうですが、本当に中はきれいで落ち着いて過ごすことができる宿でした。僕らが宿泊した日は夜から翌日まで雨になったのですが、チェックアウトが11時だったので、観光を諦めてゆったり温泉を楽しみ、広い部屋で息子と遊んで過ごすことができました。これで1人1万円前後で宿泊できるので、人気になるのも納得です。
ご飯も美味しく、個室でいただけるのも高級感があって嬉しいです。来年は妻も連れてまたホタルの時期に来たいです。
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