Day81 空中の村

今日は3泊したトンガルの小屋を出てスカルドゥへ帰る日だ。応急処置で走ってきたジープがスカルドゥまでもつかちょっと心配[:ふぅ〜ん:]
7時半頃トンガル村の村人数人を荷台に載せて出発。30分ほど行ったところにあるパコラ村へ植林予定地のチェックへ行く。パコラの村はジープ道から20分ほど崖のような斜面を上がったところにある。朝イチでパワーもあるので斜面をさくさく登っていく。向かいにある雪山がきれいだ。15分くらいで意外とあっけなく村へ着いた[:ラッキー:]
小学校の先生の案内で村の外れにある植林予定地へ向かう。この村、ジープ道から見たときは崖の上にある小さな村だろうと思っていたが、崖の上に広がる台地は予想よりはるかに広かった。ゆるやかな段々畑になった麦畑やそば畑が広がっていて、ちょっとマチュピチュみたいな感じだ。植林予定地はちょっと集落から遠いが、土もまずまずよさそうで水さえ引ければ果樹を植えることもできるのではないかということだった。ここは高台なのに意外と水も豊富で水路さえ作れば水の確保も問題なさそうだ。高いところに上がってみると眼下に広がる畑が本当に素晴らしいい眺めだ。チェックを終え集落へ戻る。ここでまた村人宅でお茶とツァンパをごちそうになる。ここのツァンパはやや甘みがあって食べやすい。今回のブラルドゥ訪問で何度もバルティスタンとチベットの類似性を感じることがあった。帰国したらこの地方の文化についての文献でも探してみよう[:見る:]
パコラを出てジープに戻りスカルドゥへ再出発。昼過ぎ、アーミーキャンプを越えハイダラバードに来たあたりで急に腹痛が発生[:冷や汗:]
ジープを停めてもらって用をたした。移動中に腹痛を起こすことはめったにないんだけど…何がいけなかったのだろう。自分では思い当たる原因はなかったのだが、Aさんからツァンパについていたローカルバターがあわなかったのではないかと言われた。
その後、車もなんとか無事走り、僕の腹もなんとか持ちこたえ4時頃スカルドゥに到着。さっそく薬を飲んで様子を見るが、今ひとつすっきりしない。オフィスに戻ってまずは洗濯、それから数日分の日記を入力する。夜になって3日ぶりにシャワーを浴びてさっぱり。ダニに刺された跡がひどい。50箇所以上赤い斑点ができていた[:ポロリ:]

本日の1曲 坂本 龍一「Energy Flow」

↓パコラの村

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