Day104 震災支援3日目

今日も午前中は医者の到着を待ちつつ、できる範囲で治療を行う。見よう見まねながらどういう処置をすればいいか分かってきたので僕らでも消毒や包帯を換えるくらいならかなりこなせるようになってきた。傷が深い人は毎日包帯を換えにやってくるので、だんだん知った顔が多くなってきてやりがいも増してくる。さらに、少し時間をかけて持ってきた薬のリストを作り、医師のリクエストにできるだけ迅速に対応できるよう準備をしておいた[:ニコニコ:]
昼頃、重機が通って道をならしながら道路を上がっていった。これでどんどん車が上がれるようになって物資の輸送が格段に進むだろう。なにせそれまでは軍ですら徒歩か馬で作業に出かけていたのだから…
しばらくしたら車でスタッフの友人という一段が上がってきて、援助物資を持ってきたから取りに行ってくれという。何で自分たちで上げんのだ?[:ぶー:]
ここの金持ちは金を出すだけで、自分は体を使わないらしい。座って僕らの治療を見ているだけ、頼めば動かなくはないが自主的に何かをしようという姿勢はない。もっとも彼らが特別怠け者というわけではなく、大勢の使用人のいる家庭に育てば自然とこういう感覚の人間ができてしまうということだ。
おととい来た医師の一人が昼過ぎにアシスタントを連れてやってきて治療開始。相変わらずやや乱暴に処置を進めていく。医者よりもアシスタントのほうがよく働いてくれる[:たらーっ:]
しかし、二人とも小さな紙ゴミならともかくメスや注射器までポイポイ捨てるのはいただけない。医者ははじめ今日はここに泊まると言っていたのだが、2時間ほど治療をしたら明日9時頃同僚の女医を連れてまた来ると言って帰ってしまった。どういう話になっているのだかよく分からん[:ムニョムニョ:]
夕方、プラオ500袋を乗せた車が到着。これもスタッフの友人が手配してくれたものだ。しばらくの間、毎晩夕食を届けてくれるという。金持ちのやることはスケールがでかい。しかし、それを配分する方はなかなか大変な作業だ。本来なら平等に配布したいのだが、今日は来た人に希望数渡してやるしかなかった。ガキどもは並んでは家に持って帰りまた並ぶを繰り返しているし…うまいやり方を考えなければならない。

本日の1曲 Bryan Adams「Somebody」

↓完全に倒壊した家々

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