Day284 返品でもっと苦労

今朝7時頃起きて朝食をいただいている席で(昨夜機械工と話したらしく)ナビードから「やはりこの機械では木を縦にカットして柱を作ることはできない。あの店の主人は適当なことばかり言っていた。製材所にあるような大きなカッターを購入したい。」と言われる。だから、昨日これで大丈夫か?と念を押したのに…[:ムニョムニョ:]
と思うがUselessなものを買っても仕方がないので昨日買ったものを返品して別のものを購入することに同意。一度現金を渡した後でスムーズに返品に応じてくれるとは思えないのでどうなるか先行き不安だ。途上国において一度払った現金を取り返すのはいかなる理由があっても非常に困難なことは身をもって知っている。
「使えないものに金を使う気はないので大きな機械を買うのは構わないが僕が預かっているのは400US$であって出せるのはMax22,000Rsだ。それで大丈夫か?」と確認すると、残額は村人でカバーする。返品については(店主に)昨日使えなかったら返す旨話してある、というので9時を待ってタクシーで再びバザールへ向かう[:汗:]
9時過ぎに到着するが件の店はまだ閉まっていて、店のオヤジが来るまで20分ほど待たされた。オヤジが来て店を開けてから早速返品の話を開始する(初めはローカルに任せる)が、やはり簡単にYesとは言わないようで口調は表向き穏やかながらも言い争いが続いている。オヤジは僕が金を出しているのを知っていて粘ればあきらめると思っているように感じたので状況をナビードに確認する。と、やはり返品は受け付けないの一点張りだというので、ここは「Threat」すべきかと思い、ちょっと激しい口調で店主に「昨日購入してまだ使っていない品物を返品するのに何の問題があるのか?今すぐリファンドしろ」と迫る[:ぶー:]
と、オヤジはレシートに書いてあるウルドゥー語の一節を指差して、ここに「返品は一切受け付けない」と書いてあると主張する。なんだ、そうなのか〜知っていたら昨日買う前にもう一度念を押したのに[:たらーっ:]
しかし、今それで納得するわけにもいかないので「ウルドゥ語は読めないから何と書いてあるかは知らんが、お前は俺にこの説明を英語でしなかったのだから俺にとってそんな文は何の意味も持たない。俺らの国ではこういったケースで返品を認めないなんて考えられない、これ以上ここで無駄な時間は使いたくないからさっさと返品を認めろ!」とさらに主張する。
しばらくしてナビードから店主が3500Rs返すと言っていると聞いたので、「そんなもん全然受け入れられん!何もしないこの強欲オヤジに1200Rsをやる気は一切ない!」と言わせまた交渉を続けさせる。
しばらく言い合いが続いてから「Reporter」という人が呼ばれ、結局返品が成立した。もしかしたら彼らが数百Rs負担することで妥協したのかもしれない…が、そこから先を問い詰めても仕方がないのでとりあえずは納得[:ノーノー:]
その足でサダル方面にある機械バザールへ移動。ここでナビード達の知り合いに仲介してもらい26,000Rsで製材機&発電機を購入することが決定。預かったお金から出せるだけをだして残りはナビードへ借りるという形にした。パキスタンの商店は完全な専門店制なので、機械を売る店ではマシン自体しか販売せず、それに必要なベルトや刃などは全て別途他の店で購入しなければならない。そういった知識のないナビードはかなりあせった様子でいろんな店を走り回っていた。そうこうして全て買い揃えたのは午後1時過ぎ。
さて、買物は済んだがこのトータル100kg以上あるモノをどうやってバラコットまで運ぶのかという問題が残っている。スズキをハイヤーするとバラコットまで4000Rsかかるというのでナビードから村長へ移送手段をどうすべきか確認させる。結果、運送業者に頼むことになったのでそこまでパーツ一式を運び、翌日午後バラコットに到着するよう契約を交わす。全ての手配を済ませてからピールワダイのバススタンドへ向かい遅い昼食をとってからマンセラ行コースターに乗り込む。
3時間強でマンセラ着、ここからバラコット行ワゴンに乗換え、着いたのは8時前。もちろん周囲は真っ暗だったが、ナビードの友人2人が迎えに来てくれており、まずは茶を飲んで挨拶。それからアルバン村へのジープを探すが結局見つからず、今夜はナビードの友人イブラールが勤めるNGOのテントで過ごすことになった。2日目にしてまだ目的地に着けないとは思わなかったが、しかたないか…

本日の1曲 Jeniffer Lopez「Dame (Touch Me)」

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