シンガポール/マレーシア旅行 Day2

さて、実質的な旅行初日。ホテルのビュッフェで朝食を取ろうとしたら朝食は入ってないと言われ拒否られるのでフロントで確認してもらいキーに情報を入れ直してもらう。昨日のフロントはいかにもどんくさかったが今朝のコはクレバーな感じでよかった[:グッド:]
ビュッフェの客層を見ると白人とインド人が多く、日本人はほとんど見かけず。
食後、フロントと同じ階にあるTravel Agencyにナイトサファリツアー32S$と書いてあったので話を聞いてみると送迎&トラム付で通常の入園料+トラム代と同料金でナイトサファリに行けるらしい、しかも園内では自由行動。動物円までのアクセスに金か時間かどっちかがかかるなぁと話していたところだったので、このツアーにのってみる。ホテル6時半出発で動物園は10時発とのこと。これで、夕方まで余裕を持って動ける[:イヒヒ:]

シンガポールの「都会」部分やショッピングには関心がないので、昨夜ぶらりと歩いたアラブエリアを改めて一回りしてから、Queen St.バスターミナルで明日のマラッカ行きバスの始発チケットを買っておく、707という会社のバスで20S$くらい、8時発。それからBugis St.をぶらぶらしながらリトルインディア方面へ向かう。途中、日本で買い忘れていたカメラの液晶保護フィルムを購入、値段を聞く前に勝手にカメラの掃除をしてシールを貼られてしまった。なかなかやるなマレー人兄ちゃん。しっかりぼられたが、5S$は値切っておいた[:たらーっ:]
ヒンドゥー寺院の隣に観音堂があったりするのがシンガポールらしい。驚いたのは、観音堂の前で売っている蓮の花に赤いスプレーで着色していたこと。写真を撮ったらおばちゃんににらまれた。



シンガポールと日本が大きく違うのは居住エリアとオフィスエリアが明確に分かれていないこと、木の大きさ(笑)。この都市は日本のほど極端なドーナツ化現象は起きていないようで、市街地でもけっこう団地や緑がある。あと、高層マンションでも平気で香港風に洗濯物を干していることか…
途中で見かけた芸大はなかなかモダンなデザインでシンガポールらしさを感じた。



リトルインディアは、本当にインド人ばかり、おそらくこの国で最近10年でもっとも人口を伸ばしたのはインド人ではないだろうか。いくつかヒンドゥー寺院などを見てムスタファセンターの両替所でS$を作ってからインド食堂で食事。久しぶりに焼きたてのチャパティとマトンカレーを食べて満足[:モグモグ:]



食後、ちょっとショッピングセンターで冷をとってからチャイナタウンへ移動。ここは夜の屋台街がオープンするまではあまりに観光客相手の店ばかりで味気ない。バンコクに来てカオサンを見に来るようなものだ。

しかし、ここで特筆すべきが巨大仏教寺院「新加坡仏牙寺龍華院」。



地上4F地下3F、屋上庭園にはマニ車、4F、3Fは博物館兼仏像展示会場、しかも入場無料。禅やわびさびなんて知ったことかという日本人的な寺のコンセプトを覆す施設だ。入場料は取らないけど、いろいろな仏グッズで寄進を進めるという資本主義的なお寺に驚く。



1Fの御本尊は弥勒菩薩だが、4Fにはお釈迦様の歯がおさめられているという。その他よく分からないが、脳舎利、果ては


脂肪舎利

というものまであった[:びっくり:]
お寺好きな方は、こんなお寺もあるのかぁ、と驚かれるでしょう、ぜひシンガポール旅行の際にはお立ち寄りください。お賽銭も忘れずに…
この後、近くのコロニアル風な建物を眺めつつMRT駅まで歩き、いったんホテルに戻ってシンガポール最大の目的ナイトサファリの準備。
シャワーを浴びて着替えて階下の旅行代理店へ。どうやら今日はこのホテルの客だけで採算ラインに達したらしく直行で行けるからあと30分後に来てと言われる。部屋に戻るのも面倒なのでショッピングセンターをぶらぶらして集合場所へ。
ミニバスに3組10名強を乗せてツアーは出発するが、夕方の高速下り線は渋滞。19:30のCreatures Of Nightショーにも間に合わず。20:15の日本語トラムを予約して、それまでWalking Trailを歩く。暗い中を歩いていくのはなかなか緊張感がある。そして、日本の動物園と違って、トレイルから動物までの距離が概して近く、すごくリアルな感じ。カワウソがキューキュー鳴いていたり、足もとにすぐマレーガビアル(ワニ)がいたり、マメジカがじっとこちらを見ていたりととにかく臨場感たっぷり。Walking Trailは予想以上に人が少ないのでトラムだけではなく、ぜひこちらも体験してほしい。欲張ってかなり先のルートまで行ってしまったため、予約したトラムへの時間がなくなり最後は猛ダッシュでトラムステーションへ戻る[:ジョギング:]

が、時計では1分前だったのに、出発してしまったとの係員の一言[:ぶー:]
しかたないので次のトラムの列に並ぶが、出発3分前になってもトラムが来ない。と、途中でトラムが故障して立ち往生しているとのアナウンス。係員に聞いても連絡が取れないので状況が分からないの一点張りで、肝心の復旧見込が見えない。その対応に東南アジア随一の先進国シンガポールでもこんなものか、と思った日本人、西欧人は多いだろう[:てれちゃう:]
30分以上待たされてようやくトラムが帰ってきたが、1台の故障のおかげでずーっと詰まっていた状況が解消されるまでにさらに15分くらい待たされる。
ようやく9時頃トラム出発。某サイトのオススメとおり最後列に乗る。確かに後ろだと周りのリアクションでお目当ての動物がどこにいるか見当がつくし、気にいったら振り返ってしばらく見続けられる利点がある[:イヒヒ:]
トラムでは次から次へと動物が見えるのであっという間に時間が過ぎていく。まさに興奮の45分、やっぱり夜行性の動物が動いている様子を見られるのは貴重な経験。動物はアジアが中心だが、ライオンやキリンなど大物はちゃんとアフリカから連れてきている。個人的なオススメはバビルサとムササビ、マメジカなどなど。なお、ムササビはトラムからは見れません。
なお、ナイトサファリでは当然フラッシュを使った写真撮影が禁止されているので、トラムから動物の写真を撮るのはまず無理。写真を撮りたかったらトレイルからしっかり構えて撮りましょう。
↓はトレイルから撮ったヒョウの写真。



トラム故障のおかげでショーは見られなかったがそれでも満足のナイトサファリ。帰りは高速もすいていて30分ほどでホテルへ。夕食を食べにホテル近くの中華へ。海鮮スープにヌードルを入れてくれと頼んだら、インスタントラーメンが入ってきた。
ま、魚とスープがまあまあ美味かったから許すか…

本日の1曲 Guns N’Roses「You Could Be Mine」

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