<富士山登頂中、前日からの続き>眠気もきつくなり、休み休み何とか8合目に到着。高山病のメンバーはここが限界、というので登頂を断念。
バスツアーに8合目トモエ館での仮眠が含まれていたので、登頂をあきらめた人は(まだ夜だが)仮眠が可能か聞いてみると、OKだったので、彼女をここで休ませて、一人頂上を目指す。もう先行する2人に追いつくことは無理だろうし、この先はかなりの混雑で、さくさく登れるようには見えなかったので、ご来光に間に合うかなぁと少々気にしながらマイペースで登っていく。今日の日の出時間は4時50分、残り1時間半でどこまで行けるか。
いつの間にか天の川が消えていて、9合目の祠に着いた頃にはかなり明るくなってくる。雲海がうっすら赤に染まって美しい。
まだ日の出までは30分以上あるが、ご来光鑑賞に向け、登山道の脇でポジションを確保する人が増えてきた。後ろを振り返り、雲海の写真を撮りながら頂上を目指す。頂上直下の鳥居が見えた頃「おぉー」という声が周囲からあがり、振り返ると真っ赤な太陽が顔を出し始めていた。さっそく、近くでポジションを確保し、写真を撮影。
今夜は曇り時々雨の予報だったので、こんな美しいご来光が拝めるとは期待していなかった。僕はともかく、ラトビアから来た友人には素晴らしいギフトになっただろう。
しばらく朝日を楽しんでから再びすぐ上に見える頂上を目指す。10分ほどで到着。
5時10分になっていた。山頂の神社周辺はひどい混雑、トイレには50mくらい列ができている。山頂に来ると、かなり風が強く、体感温度がぐっと下がる。しばらく先行組を探してみたが見つからず、ケータイも相変わらず圏外なので、先行組は剣ヶ峰、お鉢めぐりに行ったのだろうと見当をつけ、僕は(以前に3776mポイントにも行ったので)8合目に残してきたメンバーのところへ戻ることにする。
下山路は砂走りなので、打って変わって高速。20分ほどでトモエ館に到着、眠さもピークに達していたので、メンバーを見つけて隣で仮眠に入る。五合目に14時までに戻ればいいので、ここを10時頃出れば大丈夫だろう。ZZZ~爆睡
9時過ぎに、たまたま先行組が下りてきたところを見つけ合流。お湯を沸かしてカフェオレを飲んでから10時にそろって下山開始。
下りは道も広く快調だったが、途中から雲の中に入り、霧雨、そして雨が降ってくる。天気が悪くなると更にスピードが上がり、11:50には五合目に到着。ここまで下りたらまた晴れ間が戻っていた。
食堂で昼食をとってから、濡れた雨具等を乾かしつつ外で日光浴を兼ねて昼寝。さすがに山の紫外線は強く1時間ほどでかなり焼けた。14時にバスに乗って、途中、河口湖近くで温泉に入る。ここはツアー客が来るには小さすぎでオマケのようなものだった。中央道に入るとまた睡眠、そして気づくと渋滞。18時半頃新宿に到着して、今回の登山は終了。
今回の教訓:事前にたっぷり寝られないときはナイトハイクはやめましょう。
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