【読書メモ】スピードハックス(大橋悦夫・佐々木正悟共著 日本実業出版社)

シゴタノをRSSで読んでいるので、3年前に出版されたこの本からあまり新たな発見はなかったが、仕事に生かしていきたいアイデアをいくつか抜き書きしておく。

1. 依頼をスムーズにするメモ作り
相手にどのようなことをしてほしいかを明確にする
→依頼のタイミングを早くする+依頼の内容を明確にする+相手に心の準備をしてもらう「何を、いつまでに、どのように」してほしいのかを、「相手のスケジュールに空席があるうちに」

これは、特に管理職は意識しておかないといけない。頼んだつもりのものと違うものが出てきたりするのはしょっちゅう起こる。その問題はたいてい、指示・依頼を受けた側でなくて依頼した側の内容が具体性に欠けることに起因していると思う。

2. 時間の計測は感覚に頼らない
時間感覚はいい加減。自分の作業時間を客観的に見積もるためには作業記録を時計で計ることが必要

3. 日頃から「ちょっとしたリスト」を更新する
「あると便利なリスト」を整理、更新しておく
ex. 銀行の口座番号とクレジットカード番号、旅行の持ち物リスト、ジョークのネタ、いつか買いたいもの・行きたいところ・やりたいこと、休暇にやりたいことetc

4. 「自分は仕事が速いと自己暗示をかける」
「ヴェルテン法」の応用。自分がどのような場面で仕事を素早くこなすことができたかを筋道だてて書きだす。→それを5分間黙読する。

5. 「雨の日にしかできないリスト」を作っておく
今日は雨だなぁ、憂鬱だなぁ…から「よし、今日はあれをやろう」と前向きな気持に切り替える

こんなとこだろうか。
現在の自分の仕事量を考えると、著者のレベルとはまだかなり差があるので、分刻みのタスク管理までは必要ないしな…

しかし、今になってこの本を読んで、3年前と現在の大きな違いはクラウド化だと改めて感じた。本書では情報管理ツールの1つとして紙copiが紹介されているが、今ではEvernoteのほうがすっかりポピュラーになっているし、その大きな違いもローカルかクラウドかというポイントだ。やはり、Lifehackとクラウドの相性は抜群なんだなと実感。

本日の1曲 宇多田ヒカル「Goodbye Hapiness」

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