鍋割山日帰り山行

先月に引き続き丹沢へ行ってきた。今回は、寄(やどろぎ)から入ってマイナールートで尾根まで上がり、鍋割山を経てまたも大倉尾根を下るという行程。丹沢隊長バビちゃんをはじめ総勢6名のメンバー。

バスだと寄までしか入らないのだが、今回はタクシーで水源林管理棟まで行ってしまったので林道歩きはナシ。9:40行動開始。スポンサー植林ゾーンを抜けて雨山峠方面への山道に入る。少し上がったところで雨山峠への道と分岐して右へ。この先「迷いやすいので注意」みたいな標識がいくつかあるが、隊長が先週下見済なので安心。確かにルートは植林用の踏み跡程度でしっかりした登山道ではないが、基本的につづら折りを上がって行くだけなので気をつけていればさほどルートを外れるリスクはないと思う。


沢から尾根へ上がっていくので初めからけっこうきつい登り。おかげで高度は稼げる。40分ほど上がるとベンチがあり、ここで1本目の休憩。このあたり、杉林の中を歩いているので眺望はなし。ひたすら歩くだけ。この先しばらく傾斜がゆるくなり、20分ほど進むと尾根線への取り付きになり、ここが最後の急登。ちょうど11時に尾根線に出た。標高ほぼ1000mちょうど。


今までは他のパーティーを見かけることもない静かな山登りだったが、本線に出るとひっきりなしに人が上がってくる。少し休んで山頂を目指す。尾根に入ってしばらくは歩き方が変わるので疲れる。眺望はよいが、今年は気温が下がらないので紅葉はイマイチ。モミジの色づき方も真っ赤ではなく黄色だ。


40分ほど歩いて11:45に鍋割山頂に到着。なんと100人くらい人がいる。名物鍋「焼きうどん」も30分待ち、トイレも10人くらいが列を作っている繁盛ぶり。山ガール、山ボーイにカップル登山など、若者がけっこういるので、登山人気の復活も本当らしい。しかし、ジーンズにスニーカーという格好の人や山頂でビールを飲んでる人たちはちょっと心配でもある。もちろん、僕も山でビールは飲むが、それは1日の行程を終えている場合だけだ。


昼食を食べようと持参した「辛ラーメン」を出して、お湯をわかそうとしたら、プリムスコンロのヘッドを忘れてきたことに気づく。カートリッジはあるのに…ヘッドを借りてお湯を沸かし、辛ラーメンを食べる。スープを飲み干すのはなかなか大変。山向きではなかったと反省。食後、地図を開いて下山路を確認。ちょっと雨が心配な天気になってきたので、小丸尾根を下って二俣へ出るルートも選択肢に入れておく。


1時間ほど山頂で休み出発。同じ尾根だが塔ノ岳側のほうが紅葉の見所多し。また、人も少なく、道も広めなので写真を撮りながらてくてく歩く。13:15小丸に到着、予定通り大倉尾根を降りることを確認し、ここはスキップ。なお、小丸尾根への分岐は5分ほど歩いた先にある。13:45金冷しに到着。ここで主稜線と別れバカ尾根下りが始まる。


ここから先は先月と全く同じルート。しかし、秋の深まりと登山者の数は着実に増している。途中3回くらい休憩をとって16:30に大倉バス停到着。今日もちょうどよくバスが来て座って渋沢へ。最後は駅前の白木屋でお疲れさま会を盛大に開いて終了。

本日の1曲 Keith Emerson “The Land Of Rising Sun”

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