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詐欺サイトにひっかからないために

気になっている品薄アウトドア用品があって定期的に商品情報を検索していたところ、他の店よりかなり安く、在庫もあるオンラインショップを見つけました。値上げされないうちに注文しようと思ったのですが、なんとなく怪しいニオイを感じました。そのショップは、支払方法が銀行振込しかないのです。今どきの通販サイトでクレジットカード決済、商品代引ができないというのは不自然ですね。

そこで、会社情報を見てみると電話番号、特定商取引法の表示がない。これはますます怪しい…というわけで、一応注文はしたものの振り込みせずに保留にしました。このサイトが100%詐欺サイトだという確証がないので、店名を晒すのは現時点ではやめておきますが、かといって放置しておいても被害者が増えるでしょうから、自衛の手段として見極めのポイントを考えてみました。

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photo credit: IntelFreePress via photopin cc

こうした詐欺と思われる通販サイトを公的な機関が調査する制度はないものかと、消費者センターに問い合わせをしてみました。回答は「よくそこで気がつきましたね〜当センターには毎日何本も振込をしたのに商品が送られてこない、明らかなニセモノが届いた、という苦情がきています。しかし、ほとんどは外国の業者で警察もなかなか捜査できないのが現状です。消費者庁の越境消費者センターで少ないですが、確実に詐欺サイトと判断したものを告知しています。おっしゃるとおり、通販業者は、特定商取引法で責任者等の表示が義務付けられているので、それがない場合はリスクが高いと判断してください。」との回答。

要するに、日本の消費者庁は、消費者の側に立って積極的に怪しいサイトを精査していく立場はとっていないようです。通販業者は特定商取引法に基づく表示が義務付けられているのですが、それを根拠に表示がないサイトを閉鎖させる権限を行政や警察に持たせることはできなくはないと思うのですが、当面そこまでする気はなく、被害者の自己責任というスタンスのようです。

国が消費者を保護する気がないのであれば、消費者は自衛するしかありません。僕なりに情報を収集し、詐欺サイトの見極め方を考えましたのでシェアします。

<詐欺と疑うべき通販サイトのポイント>

  1. 電話番号の記載がない
  2. 代金支払方法が銀行振込しかない
  3. 特定商取引法の表示がない
  4. 意味不明な文字列のサイト名
  5. Webでサイトのドメインを検索しても、購入者の感想などがひっかからない
  6. Whois情報を見るとドメインの取得日が新しい
  7. 日本語が不自然な部分がある

これら全てに該当したら、詐欺サイトの疑いが非常に高いと思われます。絶対に商品を購入してはいけません。

さらに調べてみると、詐欺サイトの情報を調べて晒しているウェブサイトがありましたのでご紹介します。500以上の詐欺サイトが掲載されています。
デタラメ文字列.com 通販詐欺(疑い)情報局 
フィッシングサイト撲滅チームのブログ

僕が今回ひっかかりそうになったサイトもこのリストに入っていました。ここまできたら、前言撤回して、サイト名を晒してしまおうかな… idcabg1h.com というショップです。先々月に引っかかりかけたのですが、まだ続いてますね。どうして取り締まれないんでしょうか?

インターネットは匿名で取引されることも多く、どうしても詐欺に代表される犯罪の温床となりがちです。被害にあったり、怪しい事例に遭遇した場合は、ご自身の経験・情報をシェアして、被害者の拡大を食い止めませんか。その受け皿として消費者庁など行政の積極的な関与を期待したいです。

最後に念のため、idcabg1h.comサイト運営者の方、もしまっとうな商売をされているのでしたら、Twitter等でお知らせください。お詫びと訂正をいたします。

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