Day46 塩湖へ

さぁ、今日からまたヒッチ再開だ。ちょっと寝過ごして7時半起床。あわてて出発準備をして8時前には宿を出る。ヒッチポイントまで約1kmの歩き。ちょうど向こうの山に大きな満月が沈んでいくところだ。そして反対側から太陽が昇ってくる。今日も晴天、すがすがしい大草原の目覚めを体で感じながら車を待つ。
しかし、車は来ない。昨日、町を歩いているときは交通量多そうだしこの先は大丈夫だろうと思っていたのだが、それは町の西と南にあるチベタンテント村の間を行き来する車だったようだ。30分くらいして軍のトラックが来るが停まってくれず。2台目が来たのはもう9時半を過ぎた頃だった。このトラックが塩湖へ行くというので交渉。初め100元と吹っかけてきたが、結局60元で交渉成立し乗車。ドライバー達は回族だった。
このトラックは何も積んでなかったので快走。おとといの倍以上のスピードで荒野を突っ走る。道はずっと平坦で数日前までの泥んこ悪路がウソのように乾燥した大地が続いている。アリに近づくにつれ降水量が少なくなるようだ。川もほとんど見かけないし、当然、遊牧民も少なくなる。途中で久しぶりにガゼルを見かけた。
トラックはノンストップで14時頃塩湖に到着。ここはその名の通り塩湖のほとりにあるトラックステーションだ。食後、その塩湖を見に行ってみるが湖周辺は湿地状態でボリビアのウユニ塩湖のような固い表面のところまではとても歩いていけそうにない。

そして、ここもまたゴミの山。[:しょんぼり:]

チベット人、中国人の環境問題意識を変えないとゴミ問題はますます深刻になるだろう。チベット人は漢民族以上にこの意識が低い。ゴミは当然ながらビール瓶ですら車の窓から平気で外へ投げ捨てる。子供は捨てられたビール瓶を投げ、割って遊んでいるといった具合だ。

3時半、さらに先へ進むべく再度路上で車を待つ。しかし、来るトラックはみな塩湖へ行ってしまう。ここへ来る途中ウイグル人らしきドライバーも何度か見かけたのできっとアリへ行く車もあるはずなのだが…。結局2時間待って通ったのはランクル1台だけ。あきらめて塩湖で宿をとることにする。

Happy Birthday! Natsumi [:祝:]

今日の移動距離…180km
今日の待ち時間…3時間半

本日の1曲 竹内まりや「元気をだして」

↓チベットの塩湖

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