家族で過ごす鬼怒川年末休暇モデルプラン(その2)

前回に続いて、鬼怒川温泉への家族旅行からオススメを記事にします。2日目は日光江戸村、最終日は東武ワールドスクウェアという鬼怒川温泉の王道アミューズメントスポット2箇所に行ってきました。

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日光江戸村 EDO Wonderland

妻の風邪が悪化し、出かけられそうにないので息子と二人で行ってきました。事前にウェブサイトでどういうことができるのかはチェックしており、せっかくこうした江戸の雰囲気に浸れるところに来たので、息子には忍者の衣装を着せてやることに決めていました。

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通行手形を買って、関所から入るとそこはまさに江戸の町です。スタッフはもちろん江戸の町人や侍に扮しているわけですが、皆さん芸達者で、軽妙な江戸言葉で楽しませてくれます。役者のアルバイト先としてとても人気が高いと芝居をしていた妻に後で聞いて納得しました。

テーマパークらしくアトラクション盛りだくさんで、1日あっても全てを見ることはできませんでした。入口の関所でその日のアトラクションスケジュール表をくれるので、それを見てどういう順番でアトラクションを見るか決めておくとよいでしょう。1日に1回しかないものや江戸職業体験のように参加人数に限りがあるものもあるのでそうしたアトラクションを優先するのがポイントです。

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効率的に楽しむ方法

楽しみ方としては、スケジュールされたアトラクションを見ながらその合間に常時入場できる施設を楽しむのが鉄板です。アトラクションは、途中入場ができるものと禁止されているものがあるので要注意です。

子連れの場合、オススメは「江戸職業体験」です。僕らが行った日は、忍者、剣術修行、岡っ引き体験の3つの中から好きなコースを選んで参加するようになっていました。おそらく各コースの参加人数は20人くらいが限度のようなので、早めに様子を見て並んでおく必要があります。僕ら親子は10時頃入場したのですが、午前のコースは目の前で受付を終了してしまい、午後に並びなおすことになりました。

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人気の変身処「時空」は貸し出しできる装束に限りがあるため、朝イチなど装束に余裕がある時間帯でなければすぐに変身できるわけではなく、数時間後に来てくださいと言われることが多いようです。フルに楽しむには、ある程度事前情報をつかんで予定を立てつつ、当日の待ち時間などに応じて予定を変更していく柔軟さが求められます。お昼を食べられるお店も限りがあり、当然お昼時は行列になりますので、それも考慮しておくとよいでしょう。

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さて、息子と僕は、午前中に水芸、人情芝居(5歳児でもかなりウケていました)、ニャン丸の映画を見てから変身処で忍者に変身し、午後の江戸職業体験「岡っ引き」に参加し、御用だ!と江戸村を走り回って楽しんだ後、忍者からくり屋敷などの常設にいくつか入って花魁道中を見ておしまい、という感じでした。忍者大劇場を見ることができなかったのが少々残念です。日光なので、冬場はかなり寒く、江戸の消火用水おけには厚さ1cm近い氷がはっていました。

おトクな入場券

日光江戸村の入場券料は1日券(1日手形)が大人4,700円、子ども2,400円です。江戸村ウェブサイトのアクセス・料金ページで「割引手形」がプリントアウトできるようになっており、これを提示すると10%OFFになります。

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また、駐車料金は800円ですが、江戸村の駐車場の少し先にある巨大迷路パラディアムの駐車場を使えば半額の400円で済みます。

オススメ度

個人的には、東京ディズニーリゾートより(大して並ばなくていいという面もありますが)楽しめました。各施設にある説明書きはしっかりしたもので歴史の勉強にもなりました。半日程度で十分かと思って行きましたが、思った以上にアトラクションが豊富で6時間でも時間が足りませんでした。

東武ワールドスクウェア

翌日、妻も少しはよくなったので家族3人で東武ワールドスクウェアに行ってみました。宿をチェックアウトし、そのまま昨夜予約しておいた東武ワールドスクウェア直行バスで行けるのでラクチンです。ワールドスクウェア内にコインロッカーもあるので荷物も問題になりません。

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ご存知の方も多いでしょうが、ここには世界中の有名建造物の1/25ミニチュアが展示されており、その数はなんと102点にものぼります。このミニチュアや人間のフィギュアが非常に精巧で、大量生産と対極をなす一点モノのこだわりに脱帽します。ぜひ、行く前にウェブサイトをチェックするとともに、観覧後は園内のヒストリウム・シアターにある設計図、制作の流れを見ていたただきたいです。三脚の貸出もしている(有料)ので、構図にこだわった写真を撮ることも可能です。

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1993年のオープンから25年近く経ち、古さを感じさせるところもありますが、東京スカイツリーや2004年の大晦日にオープンした台北101など、建物は随時追加されています。なお、911のテロで倒壊したマンハッタンのワールドトレードセンタービルもここには残っています。

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楽しみ方

ここは、6つのゾーンに分かれていますが、各ゾーン同士をつなぐルートはありません。エントランスを起点として反時計回りに順路に沿って回ることになります。所要時間としては、2時間前後かと思います。最後のヒストリウム・シアターにもぜひ入ってみてください。

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行ったことがあるところが多いと盛り上がりますね。僕は、1/3以上は実物を見たことがあったので、旅のことを思い出して子どもに話しながら回っていました。また、ミニチュアを見て、本物を見に行こう!と旅行のプランを作るのもよいかもしれません。

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僕は時間が合わず参加していませんが、無料のガイドツアーがあります。毎日、10時発のAコース(現代日本~アメリカ)と14時発のBコース(ヨーロッパ)2コースが実施されています。いずれも所要時間30分です。

オトクな入場券

ワールドスクウェアの入場券は当日窓口で買うと大人2,800円(小人1,400円)ですが、前売券をコンビニなどで購入することで300円(小人は200円)安く買うことができます。また、東武経営のテーマパークなので、電車・バスの乗車券などがセットになった「東武ワールドスクウェアクーポン」があり、東京方面から電車で行くならこれを買うのががおトクでしょう。

僕が使ったのは、じゃらんの「遊び・体験予約」です。宿泊の予約をしたら1,000円分のクーポンが発行され、これを適用することでかなりの割引を受けることができました。鬼怒川で宿泊してワールドスクウェアに行く場合、「じゃらん」でまとめて予約するのがオススメです。

まとめ

鬼怒川には、他にも「おさるの学校」などいくつか遊べるところがありますが、丸一日かけて遊ぶスポットとしては、日光江戸村でしょう。個人的には、(子連れで行く前提で)江戸村はリピートしても十分楽しめるところだと思います。外国人も多く訪れており、(さすがに花魁は見かけませんでしたが)侍や町娘に扮して楽しんでいました。車がなくても温泉とアミューズメントパークを楽しめるエリアとして鬼怒川はもう少し家族連れにも見直されてよいと思います。

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