BenQアンバサダーモニタープログラムの一環で、2016年12月発売のプロジェクターHT2150STを1か月お借りすることができました。2月19日の記事に続いて、画像や使い勝手使用シーン、改善希望点について書いてみました。
映像のクオリティ
映像については、正直なところ期待以上のクオリティでした。200cmくらいの距離で見る場合、文字も十分クリアです。
↓は、Excelの初期画面を壁から200cmくらいのところで写してみたものです。
とはいえ、スクリーンサイズ60インチ(横幅約130cm)くらいで比較したら、解像度的に最近の4Kテレビにはかなわないので、やはりホームシアター用プロジェクターは壁いっぱいに投影して映画館の雰囲気を楽しむためのものでしょう。
家庭での使い方
前の記事にも書いたとおり、1か月間のモニター期間だったので、まずは、1. リビングで椅子に置いて使う、2. ベッドルームの出窓に置いて使う、の2パターンを試していたのですが、ベッドルームの出窓に置いているとどうしても上端が天井にかかってしまい見にくいので、ベッドの先に台を置いて高さを調整してみました。
壁から280cmくらいのところにプロジェクターを置いて映し出される映像のサイズはだいたい横幅250cmくらいです。わが家ではこのサイズが限界でした。
↓が壁に写したときの様子です。これくらいのサイズがあれば十分ホームシアターの雰囲気が楽しめると思います。
惜しいところ
HT2150STは、スペックも高く、家庭でホームシアターを楽しむには十分なクオリティを持ったプロジェクターだと思います。プロジェクターというカテゴリーに限定すれば、コストパフォマンスも高く、オススメの機種であることは間違いありませんが、テレビも含めた家庭用映像機器として考えた場合、以下の点を改善してほしいと感じました。
- サイズ…幅が約40cm、重さ約4kgというサイズは、使うたびに出してきてセッティングするにはちょっと面倒です。現在、超薄型の有機ELの55型4Kテレビが20万円に近い価格で手に入るようになっています。壁際にテレビを置いてもほとんどスペースをとりませんが、本機のサイズだと収納にも場所をとるので、天井に吊り下げられる環境でないと、こまめに使用するのは困難な気がします。
- 天井への投影ができない…テレビではできない使い方として、寝た状態で天井に投影して映画やゲームなどを楽しむことができれば使用するシーンが広がるのですが、本機では90度上に投影する機能はありません。
HT2150STの映像クオリティを確保しつつこの2点をクリアするような機種が出たら、僕のようなテレビは見ないから家に置かないけど、週末には大画面で映画を楽しみたいというニーズを満たせるのではないかと思います。
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