年末2食付1万円切りのコスパ宿を発見 西伊豆「庄兵衛」

2019年の年末年始は9連休でしたが遠出をする予定もなく、自宅と実家だけで過ごすのももったいないな、と思っていた12月半ば、ダメ元で1泊1万円弱で泊まれるところはないかと探し、「じゃらん」で見つけた宿が西伊豆雲見温泉の民宿「庄兵衛」です。

今まで伊豆での宿泊は、アクセスのよい伊豆長岡近辺と下田方面だけで西伊豆は初めてでしたが、黄金崎、松崎など楽しめるところも多く、入り組んだ海岸線の風景は東伊豆よりも美しいと感じました。

何より、西伊豆は太平洋側にあって日の入を眺めることができる貴重なエリアです。黄金崎が夕日スポットとして有名ですが、それ以外のところでも夕日を楽しめるところは多々あります。僕らは、雲見温泉の手前のトンネル近くに車を停めて空が金色に輝く素晴らしい夕日を拝むことができました。

日が沈んですぐ雲見温泉に着きましたが、この漁村は小さな家が密集していてどこが目指す宿なのかさっぱり分かりません。海岸まで車で入ってから改めてじゃらんの予約詳細を確認すると、国道136号線沿いに看板の出ている宿の駐車場の数スペースが庄兵衛の駐車スペースになっていると書いてあり、また国道まで戻ることになりました。

車を停めて、宿を探します。小さな集落ですが、細い路地が入り組んでいて迷路のような雰囲気です。民宿はたくさんあり、外観は似たようなところばかりなので、看板を探して歩きます。2〜3分で庄兵衛に到着。玄関はリフォームされていてきれいです。声をかけると奥さんが明るく出迎えてくれ、2階のお部屋へ案内してくれました。部屋はエアコンを入れて温めてあり、快適です。

1階がお風呂と食事のお部屋、小さいですがマンガ・本のスペースになっていて、客室は2階にまとまっています。部屋数は和室5部屋で、トイレ・洗面所は共用です。トイレはウォシュレットでないのがちょっと残念ですが、きれいにリフォームされていて清潔です。僕らは8畳のお部屋に泊まりました。エアコンにテレビ、金庫、テーブルに座椅子とごく普通の民宿です。

2つある風呂は貸切オンリーで、使っている人が中から鍵をかける仕組みです。食事は2名までは部屋食、3名以上の場合は1階の和室でいただきます。風呂場を覗いたら、誰も使っていなかったので早速お風呂に入ります。1つは鉄釜風呂、もう1つは広めの浴室です。換気扇のない風呂場で、天井に水滴がびっしりついている風景が懐かしかったです(笑)。お風呂は両方とも熱々で、お湯は海辺の温泉らしく少し塩分を含んでいます。

食事は6時からで、準備ができたらお部屋に呼びに来てくれます。基本的なサービススタンスとしては、宿のご家族はベルで呼べばすぐに対応してくれますが、普段は調理場などバックヤードにいてあまり姿を見ることはありません。小さい宿だとこれくらいの方がプライバシーが保たれて過ごしやすいように思います。ご家族は、皆にこやかでとても腰の低い感じのご主人と奥さんにお母さん(雇いのスタッフかも?)の姿を見かけました。

さて、この宿のコストパフォーマンスがすごいところが、夕食の「船盛り」です。大きな真鯛が丸ごと1尾刺身で出ているのに加えて、甘海老とブリの刺身がたんまり盛られています。居酒屋の刺身盛り合わせに換算すると7〜8人前くらいありそうなボリュームです。この船盛りに加え、鍋焼きうどん、カニグラタン、金目鯛の煮付け、巻き貝など、食べ切れないくらいの海の幸が並びます。刺身が苦手な妻とアレルギーでブリ、海老が食べられない息子が一緒だったので、満腹を超えるくらいの量をいただきました。

食後は、もう1回風呂に入るもよし、マンガを読むもよしといった感じです。布団の上げ下げはセルフサービスなので、好きな時に布団を敷いて寝るだけです。朝食は8時から。朝も用意ができたらお部屋に声をかけてくれます。朝は、定番の海の旅館ご飯である鯵の干物です。これに伊豆の名物であるところてんやわさび漬けなどがつきます。内容は、定番の”海の旅館ご飯”である鯵の干物、これに卵焼きやシラス、伊豆の名物であるところてんやわさび漬けなどがつきます。なお、チェックアウトは10時。支払は現金のみでした。

小さな民宿ですが、おかげで貸切風呂を待つこともありませんでした。食事が豪華で清潔と、じゃらんの評価が「4.7」と高いのも納得の宿。この価格なら年末年始は毎年ここで過ごしてもよいかも、と思いました。

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