Day13 大草原

昨夜は宿の家族と夕食を一緒にとらせてもらい、中学生の女の子に英語を教えてたりして過ごした。

今朝は6:40発のバスでゾルゲへ向かう。いつもながらバスの中でタバコを吸う中国人には閉口。1時間強で成都からの道に合流し、紅原へ向け標高を上げていく。しばらく進むと見渡す限り緑の高原湿地帯に出る。この辺り、標高3000m超の広大な湿地帯になっている。道路脇にもたくさん水たまりがあり、そこに空が映ってはまた消えていくのが美しい。
10時半に紅原に到着。交通の都合で無理やり作られたような街だ。朝食に30分停車し、数人乗客を加えて出発。標高は3500mになっていた。街を出るとすぐ大草原に再突入。ゆるやかな丘陵に広がる大草原、本当に緑一色しかない。いや、たまにタンポポやレンゲが固まって咲いているところがあって、遠くから見ると黄色や紫のスプレーを吹いたような彩りが見える。写真を撮りたかったが、バスが草原で停車するわけもなく、希望はかなえられなかった[:撃沈:]
草原情緒をさらにひきたてるのがチベタン遊牧民だ。草原と遊牧民という絵はモンゴルの専売特許のような気がするが、ここにも多くの遊牧民がいる。所々彼らのテントがあり、その周りでチュパを着た子供が遊んでいたりする。馬にまたがった男たちや、川で髪を洗ったり洗濯したりしている女性たち。彼らの持ち物はテント、家畜、いくばくかの家具と金くらいだろう。そんなモノを持たない生活に一瞬憧れを感じたりもするが、次の瞬間やっぱり不安だなぁと思い直す[:プシュー:]

そんなことを思いながらバスに揺られているとゾルゲの街が見えてきた。思ったより早く14時到着。早速宿を探す。時間があるのでかなり歩き回って色々あたってみるがシングル部屋のある宿がほとんどない。(遠慮というものを知らない)中国人と同室だとタバコ吸うし、うるさいし、在室中ドアを閉めない(なぜ?)のできればシングル部屋を確保したいのだが…。何とかシングルのある招待所を見つけチェックイン。
昼食をとってから町外れにある達扎寺へ行く。かなり大きなゴンパなのだが午後遅かったせいかほとんどのお堂が閉まっていた、残念。ゴンパの脇から丘に上がる道が見えていたので、そこからこの大草原の中の街を眺めてみたかったのだがあいにく雨が降り出してきて断念[:悲しい:]

とにかく今日のハイライトはアムドの大草原につきる。この風景は忘れがたいものになりそうだ。惜しむらくは電柱&電線…これさえなければ完璧なんだけど[:ムニョムニョ:]

本日の1曲 水木一郎「キャプテン・ハーロック」

↓達扎寺

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