Day14 郎木寺

ゾルゲにもう1泊くらいしたいところだったがあまり時間がないので次の目的地「郎木寺」へ向け出発。80kmほど先のところなのになんで6:30出発なんだろうと思ってたら、郎木寺が終点ではなくずっと先の臨夏行だった。
郎木寺までまた大草原の道を進む。今回の旅で初めて未舗装の道路になった。現在工事中なので、数年後には舗装されていることだろう。郎木寺には9時過ぎに到着、厳密にいえば3km先の郎木寺への別れ道で降ろされた。歩いていると後ろからバスがきたので乗車。郎木寺情報は去年の旅で会った友人から仕入れていたので彼のオススメ宿に直行。シングル部屋はなかったが観光客との同室なのでまあいいかと3人ドミ部屋にチェックイン。
一休みして村を歩いてみる。ここは郎木寺という名のとおり、大きな寺に付随してできた小さな村だ。しかし、外国人に人気があるらしく、白人旅行者をそこらで見かける。その数20人を超えるだろう。おかげで英語の看板をあげた食堂やカフェも数軒できていて、ここもお決まりの白人観光地化していくことが予想される[:困惑:]中国を旅行している白人はほとんど中国語ができない人と異常にうまい人に分かれるようだ。後者は中国国内で働いていて休暇で僻地を旅行しているのだろう。
実のところ、郎木寺という寺はなく、ここにあるのはキルティ・ゴンパセルティ・ゴンパという2つの大僧院なのだ。この2つの寺は仲が悪く、昔から勢力争いを続けてきたらしい。入場料も別で値段も違っていた[:ムニョムニョ:]
まずキルティ・ゴンパへ行ってみる。入場料15元(3日間有効)もとるうえ、いくらでももぐりこめそうなところがあったのでまた後で来ようと思ったが、坊さんが桃をくれたので買わないわけにはいかなくなってしまった。しかし、しばらくすると急に腹が痛くなったので宿へ引き返す[:冷や汗:]
薬を飲んでしばらく様子を見てからセルティ・ゴンパへ行く。こちらは入場料10元、しかも学割OK。坊さんは英語ができないので去年の国際学生証を見せて7元にしてもらった。本堂は読経中だったので、後回しにして他のお堂を見にいくが、開いているところは1つしかなかった。このあたりの寺は(チベット自治区内の寺とは違って)片っ端からお賽銭を置く習慣はないらしい。そのかわり入場料が寺の収入になるのか、坊さんに票(入場券)は買ったか?と聞かれることが多い。
一回りして裏山へ上がってみると、かなり遠くまで見渡せて、非常に美しくそしてのんびりした草原の風景を楽しめた。さらに先へ行くと鳥葬場があるのでそこまで歩いてみる。坊さんの話だと今朝は鳥葬が行われたということだったが、もう鳥がきれいに片付けてしまったのかその形跡は全くなかった。ここでは(遺族が来ないためか)観光客も鳥葬の様子を見ることができるらしい。それで白人に人気があるのだろうか?今日遺体が来れば明朝も鳥葬が行われるだろう。少し早起きして見にいってみよう[:ポッ:]
帰り道、また雨が降り出したので早足で宿へ戻る。まだ3時だ。この数日、けっこう忙しく移動していたので久々にゆったりできるのがうれしい。1時間半ほど昼寝してから読書。夜は3日ぶりにシャワーを浴びてサッパリ。夕食に食べた炒飯はまずかった。俺が作ったほうが全然まし[:ぶー:]

本日の1曲 宇多田ヒカル「Give me a reason」

↓大マニ車を回し続けるばあちゃん

↓セルティ・ゴンパの裏山(遠くに鳥葬場が見える)

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