Day33 天湖ナムツォ

今日も9時過ぎに宿を出て競馬祭会場に出かけるが、行ってみると今日はもう競馬はないと言われる[:ムニョムニョ:]
そのかわり、歌と踊りがあるというので、それを見ていくことにする。しかし、何時に始まるのか誰もちゃんと知らないらしくいろんな答えが返ってくる。もうテントを片付けて帰る支度をしている人もいて、昨日と比べるとちょっと寂しい感じだ。ぶらぶらしたり、朝食に涼麺を食べたりして時間をつぶす。
昼近くなって見学に来た北京の共産党員の歓迎セレモニーが行われたが、白けた感じ。実際、歓迎してるのは地元にいる漢族の共産党員だけなんだろう。民族衣装を着たチベタンのおばさんもいかにもやる気なさげだった。こんなアホらしい自己満足セレモニーやめればいいのに…[:くもり:]
1時過ぎになって人の輪が大きくなってきた。ようやく踊りが始まるらしい。ゴージャスな民族衣装を着た男女のグループ(20〜30人)が4組くらいやってきて、会場の隅に陣取る。そして、いよいよ踊りの開始。これはグループの対抗戦らしく4組が順番に出てきて踊りを披露し、それに審査員が順位をつけていくらしい。
踊りは興味深いものなのだが、伴奏がなく(踊り手たちが歌う)、また人の輪が広すぎるのでイマイチ臨場感がない。そして、気になるのがフォトグラファー。3人ほどいたが、皆、遠慮なく踊り手に近寄って写真を撮っていく。彼らがファインダーの中にいるとこっちはシャッターを押す気がなくなる[:撃沈:]
もうちょっと観客のことを考えてほしいものだ。4時間も待ったのに、踊りは4組、30分程度で終了。ちょっとガッカリ。
審査結果の発表後、競馬会の会場を後にして当雄の町へ帰り、荷物を拾って、ここから50kmほど先にある湖「ナムツォ」へ向かう。 2時半頃からナムツォ方面の分岐路でヒッチを開始。時間的にナムツォから帰ってくる車ばかりでなかなか向かう車が来ない。しかし、30分くらいして1台のトラックが停車、1人40元で交渉成立して、いざナムツォへ。
しばらく行くと入場券売場があり、1人40元と言われるがトラックに乗っていたためか、ドライバーに20元払えばいいということになった。ラッキー!トラックはゆっくりと峠へ向かって坂道を登り、僕は途中で眠ってしまった。 5時20分頃ナムツォのキャンプ場に到着。しっかりとした家型テントが建ち並び、簡易旅館がたくさんできていた。
この辺り、遊牧民が馬に乗らないかとしつこく声をかけてきたりと完全に観光地化しているが、それでも湖はとてつもなく広く、そして美しい[:ラッキー:]
日が長いので、荷物を置いて半島の先まで奇岩地帯を歩いてみる。いかにも修行スポットといった小洞窟がたくさんあっていい感じ。8時頃テント宿(20元/床)に戻ってから、夕食を食べに行く。
予想通り値段は高く、最安で牛肉麺8元だった。夜はいつものように[:あめ:]、そしてここは風も強く、テント内でもかなり冷える。久々に寝袋を出して眠った。明日は晴れてほしいものだ。

本日の1曲 井上 陽水「氷の世界」

↓ダムシュン競馬祭での民族舞踊

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