今日はついにバラコット村での震災支援を終えてイスラマバードへ帰る日だ。町へ下りていくのは僕らだけでなく、村人も同様で周りのテントも少しずつ数が少なくなっていく。パキスタン(アフガニスタン等も同じようだが)は部族社会が根強く生きており、いわゆる「親戚」間の連帯が非常に強い。都市から被災地へお見舞い、援助に来る親戚もいれば、反対に被災地から親戚を頼って都市へ行く人もいる。
さて、午前中は昨日行ったバリパットラングへ看護師さんに出張してもらい、ベースキャンプでの医療活動は僕が包帯交換を行う程度。まだ継続して手当が必要な人には処置の方法を教え、薬を渡しておいた。治療と並行してローカルスタッフがテントを撤収、出張隊が戻ってきたらすぐ出発できるよう準備しておく。このあたりいろんなところでキャンプを設営してきたスタッフの手際は素晴らしい[:拍手:]
看護師さんたちが帰ってきて報告を聞く。今日も多くの患者がやって来てかなり忙しかったようだ。2時頃、ハイエースに乗って8日ぶりにイスラマバードへ向かって出発。思えばあっという間の9日間だった。滞在中は2回川で体を拭いただけなのでかなり臭うんじゃないかとちょっと心配[:たらーっ:]
バザール周辺の瓦礫は相変わらずだが、やはり援助物資を積んでくる車が減っている。6時頃イスラマバードのオフィスに到着。さっそく久々の風呂に入ってサッパリ。久々にプラオ以外の夕食を食べながら、続いての二次支援策をどうするか話し合う。お疲れさまでした[:ラッキー:]
本日の1曲 Smashing Pumpkins「Ava Adore」
↓被災地の少女たち
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