チベット亡命政府があるダラムサラに向かうが、今日は日曜でダライラマのセキュリティオフィスなども閉まっているはずだ。早くダラムサラに着く必要もないのでゆっくり出て移動日としよう。10時前に宿をチェックアウトしてマクロードガンジ行バスの出発を待つ。この路線は去年も乗っている。確か4時間ほどかかるはずだ。10時半に出発、途中で昼食休憩も挟み2時過ぎにダラムサラのバススタンド到着。しかし、ここで40分以上停車したためマクロードガンジに着いたのは3時半頃になってしまった。標高1500m以上あるのでだいぶ涼しい[:モグモグ:]
昨年ここに来たときは例年2〜3月に行われるティーチングの時期にあたってしまい宿探しに苦労したが、今年は大丈夫だろう。しかし、ガイドブックもないので去年の記憶をたよりに適当に宿を当たってみるが
どこも満室
たまに部屋があっても最安で200Rsと高い。マクロードガンジは小さな町だが、いまや町で見かける20人に1人は白人旅行者といったくらい。イスラエリを初めとする北インドに多いヒッピー系長期旅行者が目立つ。確かにこいつらが皆長居していたら宿がいくつあっても足りないだろう。もうこの町は(ティーチングの時期に限らず)慢性的に宿不足の状態らしい。ガイドブックもないので10軒ほど当たったところでこの町での宿探しをあきらめ、ロワーダラムサラで宿泊することに決める。こっちなら75Rsで泊まれる宿を知っている。出る前に屋台のベジモモを食べてマニ車を回し、再びロワーダラムサラへと向かう。
しかし、この町の何がこんなに白人を惹きつけるのだろう。仏教徒とは思えないし、いくつかのゴンパ以外に大した見所はないはずだ。白人が多くなると、徐々に白人好みの店が増えてきてローカル色が失われていく。そして、数年経つと欧米の音楽をかけるどこにでもあるようなカフェが幅をきかせるようになってしまう。宿や食堂の相場も上がっていく。
長期滞在の白人が何をしてるのかというと、そこら中に「Yoga」「Tibettan Cooking」「Tibettan Massage」などの貼り紙を見かけるので、こんなのに参加しながらガンジャでも楽しんでいるのだろう。しかし、実際ヨガやマッサージとチベットは何の関係もないし、チベット料理だって基本はツァンパにバター茶のはず。結局のところ、インド人やチベタンが白人のオリエンタル志向をくすぐるようなメニューを用意して稼ごうというだけのことだ。僕ならマッサージや料理習うならタイにでも行くけど…
ロワーダラムサラで予定通りRose Hotelに部屋をとる。はじめ100Rsと言われたが去年の話をすると75RsでOKになった。コーヒーを飲んでから商店街をぶらつく。久々にチョウメンを食べたかったが、去年食べた店はもう麺が品切れ、その近くの店では20Rsと言われるが、そんなにしなかったような記憶があるので結局食べず。またモモを食べて、部屋に戻ってからいただきもののフリーズドライ味噌汁を飲んだ。明日は早めにマクロードガンジに行ってまる1日ブラブラすることにしよう。
本日の1曲 Sheryl Crow「Tomorrow Never Dies」
↓マクロードガンジのマニ車
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