Day320 金運絶好調の日

同室のラマは5時40分頃どこかへ出て行ったまま戻ってこず、僕はその1時間後に起きる。昨日体を洗った川で洗顔、歯磨きを済ませ部屋に戻るとチャイが用意してあった[:ラッキー:]
チャイをいただいてしばらくすると朝食。ここの女性たちはあまり愛想はよくないわりにサービスはよく、昨日の夜食に続き、朝食もボリュームたっぷり。定番のオムレツに加えジャム、バター、チャパティは6枚も皿に載せてあった。おかげで珍しく朝からがっつり食事をとった。
レー方面のバスは9時というのでまだだいぶ時間がある。鍵を借りてゴンパへ行こうと思ったらグルグル・チャイを飲むか?と言われたのでThank Youと言って待っていたがいつまで経っても出てこない。そうしているうちに8時を回ってしまったのでゴンパへ行くのはあきらめ8時半に宿を出て街道へ向かうことにする。さて、支払い。昨日150Rsという金額はFixしていたので200Rsで50Rsお釣りをもらおうとしたら50Rsがないという。どうしたものかと思っていたら、サイフの中を見て120Rsでいいというので20Rs札を渡し、お礼を言ってサヨナラ。30Rsの節約[:イヒヒ:]
昨日登って来た道がどういうわけか小川と化していてものすごく冷たかった。8時40分に街道に出てバスを待つが9時を過ぎてもやって来ない。ばあちゃんが1人レー方面へ行くらしく、2人してバスをひたすら待つ。そのばあちゃんが干し杏をくれ、見返りというわけではないだろうが写真を撮ってくれというので撮ってあげた。このエリアは年寄りのほうが開放的で付き合いやすい。10時過ぎになってようやくバスがやって来た。が、超満員+屋根の上には野菜を入れた麻袋が満載。これでバスが遅れたわけが分かった。いくらなんでもこれだけの野菜を送るならトラックを使うべきだと思うのだが…
インドのバスはパキスタンと違い、屋根上の荷物をロープできっちり固定してくれたり、雨除けのシートをかけてくれたりすることが少ないのでバックパックを麻袋の上に載せておくのが不安。席もいっぱいなのでバスの上に腰かけて行くことにする。他にもネパーリらしき2人が上に座っていた。舗装道路なのでさほど揺れないし、天気もよく屋上席も意外と快適だ。たまに電線があるので(Matrixの)Neoのように仰向けにかわす。30分ほど進んだところで数人降りたので車内へ移動。その後もバックパックが落ちないかずっと気になって眠れなかった。
40kmを2時間半かかってカルツィ到着。ラッキーなことに金を徴収されずに目的地に着くことができた。ここで40Rsの節約[:イヒヒ:]
カルツィで昼食をとってラマユルへ行くバスを探すが午後にはないらしいので、代わりに乗合タクシーを探す。どうもごちゃごちゃしたバススタンドで見つけるのは難しそうなのでダー方面との分岐点まで2km歩いてそこでヒッチすることにした。ここのチェックポストでポリスに呼ばれ、パスポートチェックを受けた。ラダックを出るときもチェックがあるとは知らなかった。
チェックを終え、分岐でバックパックに腰かけて車を待つ。インド軍の軍用車両はよく通るが一度も停まってくれたことがない。1時間ほどしてピックアップが停まってくれ、荷台に載せてくれた。長距離でなければ荷台ヒッチが気楽でいちばんだ。バスよりずっと早く約30kmの登りを40分ほどでラマユル到着。荷台から下りてバックパックを道に置いているうちにドライバーの兄ちゃんは手を振って行ってしまった。これでまた約50Rsの節約。今日はトータル120Rsも浮いた[:イヒヒ:]
ラマユル・ゴンパは岩山ではなく黄色っぽい土の上に建っているので、下から見るとどうもあやうくまさに「砂上の楼閣」という感じだ。予定していたGHが開いてなかったのでその少し上にあるGHに入る。1部屋150Rsというので100Rsに値切って泊まるが、後で村の人に聞いたらゴンパのGHなら60Rsで済んだらしい。
一休みしてラマユル・ゴンパへ出かける。まずはゴンパから離れたセンゲガンというお堂に行ってみるがやはり開いておらず、近くの家の人にカギ持っているか?と聞いたら「ある」といったくせに、10分くらいして出てきてラマが持っているという。おいおい、お前なくしたんじゃないだろうな〜
しかたなく、ここは後回しにしてゴンパへ、入る前にラマに会ったので「今、ドウカンは開いてるか?」と聞くと、「カギは自分が持っている。何人いるんだ?」というので「1人だ」というと、「5時に読経をするからその時間に来い」というので、しばらく近くを散策して5時5分過ぎにドゥカンへ行ってみるとカギはかかったままで、2階のテラスではラマが昼寝をしていた。そんなもんかと思い、もうしばらくして来てみると、今度は内側からカギがかけてあって読経の声が聞こえる。しばらく待つが終わりそうにないので30分ほどしてもう1度来るとちょうどさっきのラマが出てきた。で、お堂を見せてくれると思っていたら、「もう読経は終わったから閉める。5時にお前を待っていたけど来なかった。」と言ってまたカギをかけてしまった。「5時に来たらまだカギがかかっていた(さすがに昼寝してただろ、とは言わなかったが…)。」と言っても、取り合ってもらえず、「お前の時計が遅れているんだろう」などと言う。こんなラマ初めて会った[:ぶー:]
怠惰なのか、旅行者に対して嫌がらせをしているのか…よく分からんが、ラマとケンカしたくはないので、「明日の朝は何時に開くのか?」と聞いてあきらめる。ラマの返事は8時だったが、後で別のラマに聞いたら6時と言われた。このゴンパはいったいどうなっているんだか?気分的にもう(お堂を礼拝するのも)どうでもよくなってきたが、一応6時に行ってみることにしよう。

本日の1曲 Tata Young「Dhoom Dhoom (Dhoom 2004)」

↓ラマユル・ゴンパを集落から眺める

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