最後のカリスマ倒れる

キューバのフィデル・カストロ議長が緊急入院、手術をしてしばらく弟のラウルが政務を担当することになるというニュースが入った。
ついこないだアルゼンチンへ行ってチェ（ゲバラ）の生家を見学したというニュースを聞いたばかりなのに…
（キューバの国民が幸せかという問題は別にして）フィデル・カストロの生き様はやっぱり（盟友チェもあわせ）男として共感を覚える。戦後のカリスマ指導者で最後の一人と言ってもいいのではないだろうか[:ラッキー:]

３年前にキューバに行って驚いたのがフィデルの像や写真が全くないことと、しょっちゅうどこかで長時間演説をしていることだった。あれだけの絶対的権力者なら自分の銅像をそこら中に造らせそうなものだが、彼はそういうことを好まないらしい。そして、いつもの軍服姿で演説をしている姿を何度かテレビの生中継で見る機会があった（もっともそれを見ている人は少ないが…）。それを見て、彼はずっと戦い続けているのだと思った。そして、そのエネルギーのすごさに感服したのを覚えている。
また、健康を害し、ドクターから葉巻は１日１本にするようにと言われ、特大コイーバを作らせたという話もかっこいいし、人間味を感じさせる[:グッド:]
報道では本人のメッセージとして国営放送に対し「容体が安定しており元気だ」という内容をが伝えられたようだが、国の情勢を考えるとそれを真実として受け取っていいかどうかは怪しいところだ。
僕的にはそれが真実であって、早く元気な姿で復帰してほしいと願っている。なんたって大国アメリカに屈しない数少ない指導者なのだから。
キューバにフィデルの像が建てられるようになるのはまだ早い。

本日の1曲　Joe Satoriani「Crystal Planet」

ブログランキング→よかったら1clickしてください