昨夜噛まれた数十か所のダニ傷をかきながら起床。昨日マラッカの主な見どころは回ったので今日はゆったり過ごしたい…が、暑いのでゆったりしているつもりでも汗だくになってしまう。
まず、朝はローカル市場に足を運んでみる。宿から歩くと20分近くかかるが期待通り観光客ゼロでリアルな商売の風景やヤシの実からココナツミルクを作る様子などを見ることができた。さすがに海が近いだけあって魚介類は豊富だった。
市場見学を終え、すぐ向かいの店に「Laksa」と看板が出ていたのでマレー名物ラクサを食べようと行ってみると、「もう売り切れたよ」と店のばあちゃん。朝9時に売り切れってすごいなぁ…基本的に朝食メニューということなのだろう。宿までゆっくりチャイナタウンをぶらぶらして帰り、荷造りをしてチェックアウト。荷物を宿とオーナーが同じカフェに預けて市内散策開始。
まずは、朝食のラクサを食べそこなったので、フードコートで朝食。いわゆるぶっかけマレー定食をいただく。ご飯(後でおかわり)におかず3点ほどとって6RM。こういうご飯がいちばん気楽に食べられる。しかも、見て好きなおかずを選べるのではずれもない。
朝から満腹になって、食後、帆船が気になっていた海洋博物館へ。ここは予想外だがエアコンが効いていて快適。くんせいみたいな茶色の船長・船員模型と昨日も見たようなパネルだが、本物なので船の雰囲気は味わえる。疑問だったのが模型しかいない立入禁止の船長室にエアコンがあったこと…田舎のマレー人が知ったら怒るだろうなぁ。気づく人は少ないようだが船とは別棟に博物館の続きがあり、ここはエアコンギンギンで暑がりさんにはうれしい施設だ。
このあとメガモールに入って喫茶店でアイスコピを飲む。マレーシアでは練乳入りコーヒーをコピO(オー)というらしい。ボリュームもあって暑くてバテ気味の方にはオススメ。
ここを出て、朝食べそこなったラクサを探して昨夜夕食を食べた食堂街に行ったら幸いラクサ屋さんを見つけたのでトライ。味は…ココナツミルク味の濃厚なラーメンという感じでちょっと期待外れ。
食後、暑くてあまり出歩く気もしないので近くの按摩屋で1時間ほど足裏マッサージをしてもらう。中国人経営の店で1時間40RMだった。バンコクよりは割高だがこんなものか。
しっかりもんでもらったので、足どりは軽くなったが、暑さは相変わらず。
昨日は通らなかったエリアを歩きながら旧市街の北にあるSt.Peters教会、ヴィラ・セントーサを目指す。ヴィラ・セントーサがあるカンポン村というエリアのすぐ近くまで来たのだが、
橋がなくなっている!
世界遺産化に伴う工事で橋を架け直しているらしく、何やら工事をしている。兄ちゃんに橋はどこだ?と聞くと、ボートを使え、と言われる。しかし、ボートはあるが、渡し船の営業をしている雰囲気は全くない。が、川沿いにいかにも最近造られたボードウォークがあったので、ま、これに沿って歩けば橋に当たるだろう、と下流に向かって歩いていく。
このボードウォークかなり長い…1km近く歩いてようやく橋を見つけ、対岸へ。このポイントは昨夜のリバークルーズで来た最上流地点だ。橋を渡って再び上流へ1km歩きようやくカンポン村に入る。このあたりに伝統的なマレー建築の平屋が集まっている。伝統建築スタイルといってもほとんどの家は新しく、車を所有している家も多いのでリッチなエリアなのだろう。ここでまた猫発見。母猫が5匹くらいの子供を守っているが、エネルギーを吸い取られてもうガリガリ。産み過ぎだろう…
散歩を終え、再び川沿いを歩いてチャイナタウンへ戻る。荷物をピックアップして市バスでバスターミナルへ。ものすごい遠回りをして、来たときの3倍くらい時間がかかった。途中、沖縄でよく見かける亀甲墓の墓地を発見。台湾系の人のお墓だろうか?
18時頃のバスでティオマン島への拠点メルシンへ向かう。位置的には東へ進めばいいように思うがかなり高速道路を南下してからKluangを経由してメルシンへ。着いたのは10時頃。バスターミナルにはまたも猫がイスで気持ちよさそうに眠っている。ホテルは途中2つほど見かけたので空室を聞いてみるが予想以上に高かったので街道沿いから街中へ移動。4軒目のMersing Hotel(バス・トイレ・エアコン付50RM)にチェックイン。それから食事へ。バスターミナル近くの食堂に行ったが、もう残り物しかなく、半分冷えたご飯にアジなどおかず数点つけていただく。この店はムスリム経営だったようで、ビールある?と聞いたら「とんでもない!」みたいなリアクションをされたので宿の近くの中華料理屋でビールを飲み直し。中華料理屋でマレー人の少女数人が忙しそうに働いている。こんな時間まで児童労働させていいんだろうか?
本日の1曲 Destiny’s Child「Stand Up For Love」
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