昨年、数年使っていた軽登山靴のソールがはがれてしまい、いい靴はないかと探していてこの一足に出会いました。それがCaravan(キャラバン)GK-72です。
僕が軽登山靴に求めている条件
- 幅広である(自分の足にあっている)
- 防水性
- 街履きしてもいいデザイン
- 価格が2万円以下
といったものがあげられます。縦走・冬山用の靴は別に持っているので、欲しかったのは日帰り~1泊くらいの山行で使うものです。1泊登山とはいえ、大事な足はしっかり保護してもらわなければ困るので、ビブラムソールで、靴裏のかかととつま先を押しても簡単には曲がらないくらいの頑丈さは必要です。
GK-72は、これらの要素を全てカバーしていて、今のところこの靴を履いて登山に行って特に不満に感じるところはありません。難を言えば、取り扱い店舗が少なく、実際に試し履きをしてから買うのが難しいということでしょうか。某登山用品店の店員さんによれば、グランドキングシリーズの他の靴と履き心地はそう変わらない、とのことでしたので、よく見かけるGK-69やGK-79(もう少し予算があればこれも欲しい靴です)で試してみるのも1つの方法でしょう。
キャラバンの登山靴は、「キャラヴァン C」シリーズと「グランドキング GK」シリーズに大別され、メーカーのウェブサイトでは、前者が「富士山や低山への登山、トレッキングなどに求められる機能を備えながら、入門者・初心者にも優しい履き心地」、後者は「より高い山へ。テント泊や縦走へ。山登りの次なるステップを目指す経験者のために、キャラバンシューズのセカンドステージとして存在」と説明されており、GKシリーズの方が想定される登山のレベルが高いことは明白です。
GK-72は、その名の通り「グランドキング GK」シリーズで、作りはしっかりしています。単色のスエードレザーを使用していて、価格の割に高級感があるところが気にいっています。足幅は広めの3E。これは日本のメーカーならではですね。4色のカラーバリエーションがあり、かなり迷いましたが、僕は(ザックや雨具にあわせて)オレンジをチョイスしました。汚れが気になる方はダーク系の方がよいでしょう。
ゴッツさを感じさせず、街履きでも違和感のないデザインが好きです。長く使っているとつま先のゴム部分とスエードスキンの接着部分がはがれてこないかなぁという不安もありますが、今のところ(購入して約半年)その予兆は見えません。
バックパッカー兼なんちゃって登山家時代は、サンダルか軽登山靴で旅をしていましたが、そのときに世に出ていてほしかった靴です。
[グランドキング] Grandking GK72 | ||||
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