「自動化ゲート」を使って簡単出国

先日、家族旅行で昨年夏以来1年ぶりに日本を出国したのですが、出国審査のフロアに行くと「自動化ゲート」というガラガラのレーンがあるのに気づきました。「要事前登録」と書いてあったので、使えないか…と思ったのですが、説明をよく見ると当日登録可能と書いてありました。新しもの好きにとっては”やらない手はない”と早速登録してみましたので、その流れをシェアします。
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photo credit: GOT-AMS-SFO via photopin (license)

しくみ

パスポートに生体(指紋)認証情報を埋め込むことで、人間による審査に代えて指紋を確認することで出国審査を通過することができるようになります。
詳細は法務省の「自動化ゲートの運用について」ページを参照してください。

手続き

空港のイミグレで出国時に登録ができます。ただし、手続きに多少時間がかかるので、時間に余裕があるときにしたほうがよいでしょう。
登録用紙(小学校のプリントみたいなわら半紙に雑な印刷で驚きましたw)に氏名、パスポート番号、住所、電話番号等を記入し署名したものをパスポート、搭乗券と一緒に提出します。続いて、係官の指示に従い、両手の人差し指を指紋登録用のスキャナーにのせて指紋情報を登録します。一度指を離してもう1回確認して終了です。手続き自体は、待ち時間がなければ所要3分というところでしょうか。
登録用紙は、法務省のページでもダウンロード可能です。

自動化ゲートの通り方

当然ですがゲートは無人です。とはいえ、ちゃんと操作方法を教えてくれる人がついていました。パスポートの顔写真ページをスキャナーにあてて角を合わせ、隣にある指用のスキャナーに両手の人差し指をのせて指紋を確認し、終了です。質問もないし、簡単ですね。

注意点

自動出国をした場合、日本の出国スタンプが押されません。これは、パスポートのスペースが節約できるという意味では利点ですが、外国のイミグレで「日本の出国スタンプがない」ということが問題になる可能性もあります。その問題回避のためにパスポートの最終ページに生体認証済である旨のスタンプが押されます。
また、子ども(12歳くらいまで)は、指紋が安定していないため自動化ゲートを使用することができません。子連れの海外旅行しかしない場合、自分だけ自動化ゲートでイミグレを済ませても結局子どもが対面審査を受けなければならないので、時間の短縮にはならないですね。

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まとめ

出発まで時間があって、登録待ちの人が少なかったら指紋登録をしてから自動出国を選択したほうが早いかもしれません。よく海外に行く人なら、パスポートの節約になって、出国時間の短縮にもなるので、一石二鳥ですね。
とはいえ、出国時にスタンプが押されないというのは、年に1回限りの海外旅行の身にはちょっと残念です。

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