Day41 ヒッチ旅行開始

今日からいよいよアリまでの1200kmヒッチ旅行が始まる[:グッド:]

ラツェの宿を8時頃出発し、5km先のダプまで歩く。ダプでネパール国境方面とアリ方面とに道が分かれるのでヒッチの効率がいいことと、ダプに検問所があるかもしれないという2つの理由から歩くことにしたわけだ。1時間ほど歩いてダプに着くと、昨年はあった(人はいなかったが)検問所が跡形もなくなくなっていた。(違法)旅行者には朗報だ。
アリ方面への道に入って500mくらいのところで一休み。ザックに腰掛けて持ってきた餅子の朝食をとっていると近所のチベタンおばさんが来て茶を飲んで行けと家へ招いてくれた。もちろん、遠慮なくお誘いに応じる。チベットで民家に入るのは初めてだ。1階は家畜小屋で2階が人の住む部屋になっている。壁は黒く塗られていて窓も小さいのでかなり暗い。部屋の真ん中にストーブがある(燃料は乾燥させた家畜のフン)くらいで家具といえるものはほとんどない。バター茶を作るのに使うドンモという撹拌器がある。いただいた茶は撹拌したものの作りおきがなかったためか普通のお茶にバターの塊を入れたものだった。ちょっとしょっぱい。
チベットではお茶が少しでも減るとすぐ注ぎ足されるので、カップはいつも満たされている。共通の言語がないので、大した話もできず20分くらいゆっくりさせてもらってから車を探しに路上へ戻る。おばちゃんは僕の姿が見えなくなるまで見送ってくれた。少し先まで歩くと今度は小さな女の子が家から飛び出してきて僕に駆け寄り、手にいっぱいの小さな果実をくれた。チベタンの小さな親切に心が温まる。これからのヒッチ旅行でこんな出会いが続くと思うと先が楽しみだ[:ラブ:]

さて、道端に腰掛けて車を待つが来るのは近くの工事現場に行くトラックとツアーグループの四駆ばかりだ。う〜ん、まだ交通量が多いはずのこのあたりで車が捕まらないと先が思いやられる。昼過ぎになったので、一度ダプの分岐点まで戻って昼食をとる。食後、少し場所を変えてまた車を待つ。ローカルのおばちゃんも車を待っていたがやはりなかなか捕まえられないようだ。2時過ぎにバスが来た。これだ、と手を上げるが満席のためか停まってくれない。バスも停まってくれないんじゃ厳しいなぁ。朝から車は通るが停めて値段交渉をするところまでも至らない。
3時半頃、2台目のバスが来て停車。席はなかったが何とか乗車することができた。行先はわずか70km先のンガムリンという町だが選択の余地はない。峠へと高度を上げるにつれ道が悪くなってくる。途中、ぬかるみを避けるため2回ほど乗客全員が降りてしばらく歩かなければならなかった。1時間半ほどでンガムリンへの分岐点であるカガの集落に到着。僕は直進するのでここで降りる。まだ5時過ぎなので先へ行く車を1時間ほど待ってみるが停まってくれない。しかも、村外れでは検問をやっている。ヒッチハイカーが捕まるのかどうかは分からなかったが、リスクは避けたほうがいいだろう。遠目に観察すると、バスの中まで乗り込んで何かチェックしているようだ。
寒くなってきたこともあり、今日の移動はあきらめ宿を探す。いちばんよさそうなところから入ってみたら、なんでこんな集落に?と思うほどのいい部屋が30元だった(しかもツイン一人利用でトイレ付)。よろこんでチェックインして一休み。ラツェから先は電気もないのでは?と思っていたが、当然電気もテレビもあった。食事に行こうと食堂に入ったら公安が食事中だったので、カップラーメンを買って部屋へ帰る。今日は全行程の1/20ほどしか進んでないが仕方がない。大きなフカフカベッドでぐっすり休むとしよう[:zzz:]

今日の移動距離…60km
今日の待ち時間…6時間半

本日の1曲 宇多田 ヒカル「Time Will Tell」

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