Day70 中国最終日

8時過ぎに起床。暗い部屋で荷造りをしてバスターミナルへ向かう。朝食にまだ食べていなかった新疆料理「ジャーファン」を食べる。店の兄ちゃんにお前はジャパンで、これはジャーファンだ、なんてくだらないシャレを言われてしまった[:ムニョムニョ:]
見た目も味も中央アジアでいうプロフと一緒だ。ちょっとオイリーなので朝食向きではなかったかも…

タシュクルガン行バスは新しい車両でちょっとビックリ。日本人女性が2人乗っていた。バスは満員でほぼ定刻に出発。すぐ中巴公路を北上、途中で一回公安のチェックポイントを越える。道は8割方舗装されていて快適。さほど上った感じもしなかったがいつの間にか車窓からは雪山が見えていた。窓から入ってくる風も冷たい。高度が上がると空気が澄んできて、青空がますます美しくなってくる。たまに窓を開けて車窓からの景色を写真に撮る。さほど揺れないのでまずまずいい写真が撮れた[:モグモグ:]
途中から軽い腹痛と下痢の気配が現れる。たいてい移動の日は順調なのだが…昨日は特に怪しいものは食べてないはずだけど、何が問題なのだろう。急激に症状が悪化する様子はないので我慢しながら様子を見る。
出発して5時間、午後2時30頃カラクリ湖に到着。湖自体は思ったほど美しくもなかったが周囲の雪山は素晴らしい。乗車していた観光客の多くはここで降りていった。ここで昼食休憩、トイレへ行けると思っていたのだが、バスは休憩なしで出発してしまった[:モゴモゴ:]
この周辺の標高は3600m以上、チベット以来数日振りにヤクを見る。が、同時にラクダもいた。不思議なところだ。カラクリ湖を出てしばらく進むと峠越え、そこからゆるやかに下る。工事中の箇所が多く、何度となく迂回を強いられる。
カラクリ湖から2時間半強、午後5時前にタシュクルガン到着。なんとかトイレに行かず頑張れた。バスターミナル併設の交通賓館のドミ部屋(10元)に入ってすぐトイレへ行く。これで一安心。日本人2人はその間に他の宿へ行ってしまったようだ。明朝はパキスタンへ向け出発するので、一休みする間もなくタシュクルガンの町歩きへ出かける。この周辺はタジク自治区であり、タジク人が多い。帽子をかぶった派手目の女性がタジク人らしいが、男性はウイグル人との区別がつかない。まずは遅い昼食をとる。ラグマンの具をご飯にかけるものがあったのでこれを食べる(3元)。
この町は中巴公路から曲がった道沿い1kmくらいに広がっていて、町の後ろに民家と麦畑が広がっている。東には雪山、西には広大な湿地帯がある。見所としては「石頭城」くらいしかないが、のんびりした農村風景がいい感じだ。石頭城近辺からタジク人の村、畑などをぶらぶらと2時間ほど散策。それから町へ戻って薬とビールを購入。腹の具合もよくないし、暑くもなかったが、(これから先イスラム国が続くため)しばらく[:ビール:]を飲む機会がなさそうなので飲み納めをしておく。夕食も麺の食べ納めでラグマンをいただいた。
宿に戻って明日のススト行バスの値段を聞くと225元だという[:!?:]
わずか200kmちょっとの距離なのに何でこんなに高いのか???途中トラックはほとんど見かけなかったが、とりあえず少し早く起きてヒッチにトライしてみよう。

本日の1曲 浜崎あゆみ「Voyage」

↓石頭城

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