試行錯誤の末たどりついた瞑想法&アプリのご紹介

遡ればチベットやラダックでゴンパからゴンパへ巡り歩く日々を過ごしていたころから、ラマたちの瞑想のまねごとをしてみたりと、以前から瞑想=メディテーションに興味がありました。周りに実践している人も増えてきて、本を読んだり、ネットで見たりして紹介されている瞑想を試していたのですが、いずれも無心の境地に達するにはほど遠く、いいメソッドはないものかと思っていました。

今までに読んだ瞑想に関する本には、始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)現代人のための瞑想法―役立つ初期仏教法話〈4〉 (サンガ新書)ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践 などがありますが、どれも続けられませんでした。もっとも、それぞれ知識として学べる部分は大いにあるので読んでよかったと思っていますし、方法論は人によってフィットする/しないは分かれるので、これらの書籍をネガティブに捉えているわけではありません。

そんな中で、たまたま手にとった本がコレでした。

中村天風から教わったやさしい瞑想法
by カエレバ

正直なところ、本書で紹介されている瞑想法を実践して、今でも心が空になったと感じることは少ないのですが、少なくとも3か月ほど継続できています。そして、たまにうまくスッと無心になれる瞬間が訪れたりします。以下、そのメソッドを紹介します。

瞑想とは?

そもそも、瞑想とは何か?という定義のところで、瞑想=集中とする考え方も多いようですが、本書ではそれを明確に否定し「心が集中から解放された瞬間、心が空になり、無我無念に入るのが瞑想」であると定義しています。雑念のことを仏教で「我」と言い、何かに集中している状態は「念」がこもっていることから、素晴らしく集中できている状態を「無我一念」と呼びます。その段階を超える境地が瞑想の「無我無念」になります。

一点注視法

視覚を使う集中法です。白い紙にペンで中心に丸を書き、それをしばらくじっと見つめ、目を閉じると網膜上に黒い点が反転して白っぽい丸い点が浮かび上がってきます。目を閉じたままその白い点を凝視します。このときの境地が無我一念と呼ばれる状態で、さらに白い点が薄れて消えるまで見続けます。その点が完全に消え去ったとき、何も考えていない自分を感じることができれば成功です。またはローソクの火を見つめた後、その反転した映像を眼底にありありと認めるまで何度も繰り返します。

一音傾聴法

聴覚を使う集中法です。ブザーや鈴の音など流れるような連続音を出してじっとその音を聴きます。音と自分がひとつになるくらいに気を込めて聴きます。このときに素晴らしい集中が得られます。ただ一念音に集中していると無我一念の状態に到達します。鈴の音がしだいに小さくなりついにはかすかになり消えてしまいます。そのとき「一念」が消えてほんの2,3秒でも無我無念の境地に達したといえるでしょう。

姿勢

瞑想をする際の姿勢ですが、坐禅と同じです。中村天風師は、あまり姿勢にこだわらなかったといい、筆者もいくつかのパターンを紹介していますが、やはりいちばんのお勧めとして「半跏趺坐」が挙げられています。身体が硬い僕は、板の間で坐禅をしたときにとても半跏趺坐などできなかったのですが、本書では座布団を2枚に折ってその上に腰をおろし半跏趺坐を組むことを勧めています。こうすると、腰と両ひざの三点で体重を支えることができ、非常に安定します。また、坐禅では、手は阿弥陀印か法界印で組みますが、僕は両手を膝の上に載せるほうがさらに安定感が増すようで好みです。

iPhoneアプリ「雲堂」

その瞑想法と合わせて使用しているiPhoneアプリをご紹介します。

雲堂

無料
(2014.07.04時点)
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分かりやすい解説動画がYoutubeにUPされていますので、コチラを見ていただくのが早いでしょう。

坐禅開始で準備に入ります。設定でOFF・長(解説付き)・長・中・短を選択できます。瞑想に入る前には、少しの時間でも準備、いわゆる「調心」「調息」「調身」をするとよいでしょう。読んで字のごとく、心、呼吸、身体を整えるということです。

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ゴーンと鐘が鳴ったら座禅開始です。一音傾聴法で音に集中します。音が消えた後は線香の火に意識を集中するとよいでしょう。

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もう1回鐘が鳴ったら坐禅終了です。坐禅を行う時間は設定で5分~60分まで調整できます。

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集中できなかった時にiPhoneを持って一礼すると警策に打たれる代わりにバイブしてメッセージが表示される機能もあります(僕は使っていませんが…)。また、Twitter連携させておけば、坐禅開始、終了などのタイミングで自動tweetすることもできますし、坐禅を行った回数もカウントされています。

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まとめ

中村天風流のメソッドと「雲堂」を使っての毎日10分弱の瞑想。慣れた人でも、瞑想を始めるとすぐに「無我無念」になり、瞑想中ずっとその状態が継続するわけではなく、その時間は10秒弱だそうです。これならそれほどハードルは高くないので続けられるのではないでしょうか。気分転換をしたいときなどにお勧めです。

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