2017年4月4日にThunderbird 52がリリースされました。しばらく、更新・アップデートの連絡が来なかったので気づかなかったのですが、先週になって更新をかけたところ、メール送信のボタンをクリックしても、全く反応しなくなりました。
そういえば、こういう現象は以前にもあったなぁ…と振り返ってみると、TB45へのアップデートの際、Check and Send アドオンが動作しなくなったのを思い出しました。また、その時に書いたトラブルシューティング記事へのアクセスが急増していたので、またTBのアップデートにアドオンができなくなったのだろうと、Check and Send を無効にすると、予想通り送信可能になりました。
原因は解明されたのですが、僕にとって、Check and Send は添付モレのチェックだけでなく、メールの表示名をクリアする(ex 山田太郎さんへメールを送信する際、表示名「山田太郎」を削除して、t.yamada@xxx.jp のようにアドレスだけにする)ためにも必要不可欠なアドオンなので、何とかTB52に対応してほしいと英語圏のサイトなどを含め修正方法をチェックしていたところ、本日、ようやく更新版を発見しました。
また、もう1つの人気アドオン Confirm-Address も、TB52以降、送信ができなくなっていましたが、こちらも修正版がリリースされました。修正版のインストールについてメモしておきます。
Check and Send 修正版のインストール
tomoki1207さんがMozillaの同アドオン公式ページのレビュー欄に書いてくださったGitHubページからzipファイルをダウンロードします。
そこから先、僕のようにプログラマでないユーザー向けに、一応手順を下記します。
※作業は自己責任でお願いいたします。
- ダウンロードしたzipファイルを展開します。
- 「RecheckAndSend-master」というフォルダができるので、その中にある「xpi.bat」を実行します。
- コマンドプロンプトが開くので、Enterを押下します。
- 「RecheckAndSend-.xpi」ファイルが生成されます。
- Thnderbirdの「ツール」からアドオンマネージャーを開き、歯車ボタンのプルダウンメニューの「ファイルからアドオンをインストール」をクリックし、「RecheckAndSend-.xpi」を選択、インストールします。
- 元祖Check and Send と同じようにRecheck And Send の設定をして完了
これで、今までと同じようにメール送信前のチェックができるようになりました。tomoki1207さんありがとうございます。
Confirm-Address 修正版のインストール
作者Meatianさんによるアドオンのサポートページ(GitHub)からreleaseをクリックし、「confirm-address_1.2.9a.xpi」をクリックしてダウンロードします。
ダウンロードしたxpiファイルを上記5の手順でインストールします。
まとめ
Check and Send や Confirm-Address を使うのが当たり前になっていると、送信ボタン一発でメールが送られてしまうのが非常に不安に感じてしまうものです。1週間ほどそうした不安な味わいましたが、修正版を作ってくださった方々のおかげでまた使用することができるようになりました。ありがとうございます。
Thunderbirdはアドオンが魅力ですが、本体の更新にアドオンが対応できない場合がたまにあるのが痛し痒しですね。
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