新Kindle paperwhiteは買い!日本版が断然お得

9月3日(現地時間)Amazon(US)で、新Kindle paperwhiteのプレスリリースが発表され、同時にWi-Fi版、3G版の予約が開始されました。日本では、その数時間後、日本時間9月4日の朝になって、同じように新Kindle paperwhiteの発売がAmazon.co.jpのウェブサイト上で行われました。

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ページの作りがほぼ同じ感じだったので、USと日本のKindle端末は同じものだろうと思っていたのですが、日本版に「さらに大容量になったなったストレージ 4GBになったストレージで最大4000冊保存」という見出しを見て、おおっ!となりました。US版のストレージは前モデルと変わらず2GBなのです。新Kidleでは、新しいPaperwhiteディスプレイの採用、プロセッサーの25%高速化、Page Flip機能などの進化がありますが、スペック表を見る限り、USと日本版の違いはストレージ容量だけのようです。

そして、気になる価格はWi-Fiモデルの場合、US版が広告付119US$、広告なしは139US$ と前モデルと据え置き。日本版は9,980円と、前モデルよりも2,000円値上がりしていますが11月30日までに購入すると1,980円分のKindle本用クーポンがプレゼントになるので、キャンペーンを利用すればほぼ前モデルと同じです。

前モデルの時点でUSと日本版ではかなりの価格差があったわけですが、考慮すべきは、前モデル発売時と現在の為替レートが約2割円安に振れていることです。2012年10月時点と現在では、119US$ を日本円に換算した場合の価格が9,300円→11,500円と大きく変化しています。にもかかわらず、新Kindleを(キャンペーン中に購入の前提で)スペック向上・値上げなしで日本市場に投入するのですから、日本は、USと比べてかなりお得に新Kindleを購入できる国なのです。おそらく世界一安く買えるのでは…?

コスパ十分だった前モデル以上にお買い得になったKindle、まだ持っていない方は「買い!」。せっかくなら11月末日までに予約しておきましょう。なお、残念ながら3Gモデル(14,980円)にはクーポンプレゼントはないようです。

しかし、なぜ日本市場が優遇されているのか?
これは、素人考えですが、やはり「楽天Kobo」対策ではないかと思います。USにもBarnes&NobleのNookなどライバル機がありますが、IT World誌の記事によると昨年の時点でNookは新たな生産を中止していて、Kidleの優位は揺るがないものになっているようです。

一方、日本でもKindle優位な状況にはありますが、楽天の子会社となったカナダのKoboは日本未発売ながらKobo Auraという4GBストレージ、1014 × 758の6インチスクリーンを搭載したモデルを擁しており、後出しされれば脅威となる上、Kobo gloは7,980円、Touchは5,480円で販売しており、Amazonが確実な勝利を得るまでは利幅を減らしても値上げを避け、更なるシェア拡大を狙ったのではないでしょうか。@ushigyuさんの記事にもあるとおり、Amazonは楽天を相当意識してキャンペーンをかぶせてきているらしいので、やはり楽天対策ではないかと思います。

僕は、だいぶ前に洋書用と割りきってKindle3Gを購入し(今はホコリをかぶっていますが…)、前モデルのpaperwhiteは見送り、nexus7のKindleアプリを主に使っていましたが、ニューモデルは予約してみようと思います。

 

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