SPG AMEXのプラチナエリート特典で「コートヤードバイマリオット・スミニャックリゾート」でリッチなステイ

以前にも記事にしましたが、2018年8月のマリオット-SPG-リッツ・カールトンのサービス統合によってトラベルパッケージに必要なポイント数が大幅に増えてしまうため、改悪発効前にトラベルパッケージを利用し、無料で宿泊できるカテゴリー5のホテルを予約しました。

今回選んだのはバリ島スミニャックにあるコートヤードバイマリオット・スミニャックリゾートです。スミニャックのビーチ沿いではありませんが、プールを囲むように造られたリゾートホテルです。

宿泊の前から、コンシェルジュやオペレーションディレクターといった人からウェルカムメッセージとともに空港からの移動手配など気軽に相談してくださいという内容のメールが届きました。日本でマリオットやシェラトンを利用した際にこうしたメールが来たことはなかったので、6泊とステイが長いからなのかなぁと思っていましたが、どうやらそれだけではなくプラチナエリートメンバーに対する厚遇の意味もあったようです。


部屋と施設

僕がステイした部屋は、白を基調とした2ベッドルームで子供用のエキストラベッドを入れられないタイプでした。欧米型の高いベッドのため、寝相が悪い息子が落ちないかちょっと気を遣いました(そして、実際1回だけ落ちました)。
広々した部屋ではありませんが、バルコニーがあってくつろげます。水着やタオルを干すのにも便利です。昼は30度を超えるバリ島ですが、朝夕は涼しく窓を開けておくと夜はエアコンなしでも気持ちよく眠れました。

シャワールームはガラス張りで、手持ちと天井固定を切り替えて使うタイプです。トイレは同じスペースの洗面台を挟んだ反対側にあります。簡易ウォシュレット付きです。


冷蔵庫はミニタイプで、キンキンには冷えません。ミネラルウォーターは毎日補充してくれます。

エリートメンバーに対するサービス

チェックイン時にウェルカムドリンク(ビールやジュースなど)を出してくれた後、部屋に入るとにナッツ類一式が用意されていました。その他、滞在中にエリートメンバーへの特典としてジュース&フルーツ、10$分のバウチャーなどから1つ選択できます。僕らは、パイナップルジュースとフルーツを頼んだところ、さらにスイーツてんこ盛りまでついてきました(ジュースが部屋に置きっぱなしなところが、ちょっとツメが甘い)。もちろんビュッフェでの朝食もついてきます。

驚いたのが、朝食時などゲストリレーションのマネージャーが僕らを見つけて丁寧に挨拶をしてくれたことです。そして、それは毎日のように行われました。さらに総支配人やオペレーションディレクターもわざわざ声をかけてくれ、滞在は快適か?何か不自由がないか?と気にかけてくれます。そのマネージャーにカフェラテを頼むとラテアート付になったり、と細かい”特別扱い”が続きます。

木曜日の夜には、エリートメンバーを対象としたちょっとしたパーティがルーフトップで行われるので、よかったら来てほしいとインビテーションが部屋に届けられました。

今回はトラベルパッケージでの滞在にもかかわらず、こうした特別扱いを受けると気分が悪いわけはなく、ホテルに対するロイヤリティも高まります。チェックアウトの時も、総支配人をはじめとしたマネージャーたちが数名挨拶に来て別れを惜しんでくれました。

嬉しいところ

キッズルームがあり、子どもを預けて外出することができます。しかも預かり保育料が1時間35,000IPR〜(長時間預けるとさらに割安)とホテルのサービスとしては激安です。息子も7歳になって、外国人ばかりの環境でも耐えられるようになり、嬉々としてキッズルームに行ってくれるので、夫婦で半日かけてお土産を買いに行くことができました。


もう1つ、ルームサービスが安いです。ピザやパスタなら80,000IPR (税サ別途21%加算)〜くらいで頼めるので、夕食を食べに行くのが面倒な時や、子ども一人分の食事だけいい場合は、躊躇なく利用できます。もちろん、ホテルのキッチンで作るものなので味も満足です。

フィットネスセンターは24時間オープンで無料。ビーチにもホテルのプライベートエリアがあり、タオルのレンタルはもちろん、Wi-Fiも使えます。

長期滞在者の多いリゾートホテルなので、アクティビティも充実しており、サンライズ&サンセットヨガ、ファイヤーダンス、バリ舞踊など日替わりでプログラムが用意されています。宿泊客は無料で参加できます。

ルームサービス・プールサイドバーの利用、キッズルームの子ども預けなどは、部屋番号を伝えればOK。精算はチェックアウト時にまとめて請求なので簡単です(しかし、気軽に使ってしまうのが怖いところです…)。

レストラン「スミニャック・キッチン」での朝食はウェスタン、インドネシアン、中華など盛りだくさんのメニューで味もグッド。毎朝、満腹になるまで食べて昼食がいらないくらいでした。

残念なところ

日本のホテルと比べるとアメニティが少ないです。最低限のシャンプー、コンディショナー、シャワージェルに歯ブラシ、シャワーキャップは用意されていますが、カミソリやブラシはありません(アメニティリストには入っていたので頼めば持ってきてくれると思いますが、僕は持参していたのでそれを使いました)。

また、シャンプー、歯ブラシもこのクラスのホテルとしてはあまり質のよいものとは思えません。あと、バスタブがないので、長くステイする日本人はお風呂が恋しくなるかもしれません。

まとめ

人件費が安いからでしょうがスタッフが非常に多く、廊下を歩くと誰かしらとすれ違い挨拶をしてくれます。彼らは皆とてもフレンドリーでいつも笑顔で話しかけてくれます。この時期、日本人が少なく子供連れで目立っていたのか、何人かのスタッフは息子の名前を覚えて、見つけるとすぐ声をかけてくれました。こうしたところは日本のホテルも見習ってほしいところです。


スミニャックビーチに比較的近い便利な立地で、できて4年の比較的新しくホスピタリティも抜群でオススメです。マリオット・SPGのカテゴリー5なので、特典旅行としても使いやすいと思います。

宿泊客のほとんどが欧米人(特にオーストラリア人が多い)で、時期のせいかもしれませんが日本人はほとんど見かけませんでした。ぜひ、ここでは少し長くステイしてプールでのんびり過ごすような西洋的バケーションを楽しんでほしいです。

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