宮崎小旅行(その2)

昨夜は、久々に大人数での食事。食べ切れないほど食べ、呑みきれないほど呑んだ。目覚めたときも満腹感は全く衰えず、食事前に散歩をして少し消化を促す。自分の家なら、朝食をスキップすればいいのだが、客人扱で泊まっていると食べないわけにはいかないのがツライ。本日も夜は宴会なのだが、昼はフリーなので、朝のお寺訪問を終えてから妹夫婦の運転で高千穂へ行ってみる。

熊本まで九州を横断する国道218号のバイパス「北方延岡道路」が北方までできているのでこれを利用するがあまり距離は稼げず、すぐ下道へ降りてしまった。しかし、五ヶ瀬川沿いに伸びるこの道はとても景色がよいので全く飽きない。特に、日之影から先は高度を増し、美しいアーチ型の橋をいくつも渡る。1時間半ほどで高千穂町に到着。

まずは、高千穂峡へ。国道沿いの駐車場に車を停め、渓谷へ下っていく。今までの車の流れからは想定外の人の数に驚く。おそらく熊本側から大勢の人が来ているのだろう。

長い年月の浸食で深さ100m近くになったV字谷がナタを振るった跡のようにと切り落ちている。しかし、こんな上流の谷なのに川の流れはゆったりとしていてボートに乗ることもできる(ただし、1時間待ちの看板が出ていた…)。観光の中心は日本の滝100選にも入っている「真名井の滝」。この近くで遊歩道が終わり、ボート乗り場・有料駐車場に出る。ここでは各駐車場を巡回するシャトルバスが走っていて帰りはこれを利用(100円)。駐車場脇のそば屋で昼食をとってから天岩戸神社へ。ここに向かう途中にある棚田も深さこそないが非常に美しい。






続いて、「天岩戸神社」、もちろん祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)である。ここに来ると、伝説の天の岩戸へ入れるのかと思っていたが、天の岩戸は本殿裏から望む谷を挟んで反対側の崖の割れ目で、とてもそこまで行くことはできない…というより、近づくことも禁じられている。本殿、神楽殿のお参りは自由だが、天の岩戸のご遥拝は社務所でお願いして神職の方に案内していただく必要がある(無料、所要約20分)。この神職によるガイドツアー?はこの神社についての解説は当然ながら、神道、天皇陛下についての噛み砕いた説明もあって、非常にオススメ。なお、天の岩戸については、撮影も禁じられている。





さらに500mほど先に行くと「天の安河原」に出て、ここには神々がお隠れになった天照大御神をどうやって引っ張り出すかを相談したというもう一つの岩戸(洞窟)があって、こちらは中に入ることもできると聞いたのだが、残念ながら時間切れ。夜の宴会に出席するため、ここまでで観光を切り上げ延岡へ戻る。神話の世界をちょっぴり感じた小旅行でした。

本日の1曲 The Corrs「Ruby Tuesday」

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