以前のポストで、SBIカードのドル決済を利用すると為替手数料が不要になりお得、という紹介をしたが、実際に利用してみると非常にトリッキーで、クレジットカードを利用するメリットがなくなってしまうようなシステムのようなので追記しておく。
結局のところ、僕自身はオペレーターの説明を聞いて、ドル決済サービスを利用しないことにしたので、全て試しているわけではないことをお断りしておく。また、オペレーターからの説明を(10分くらいかかって)自分が理解した内容を説明したものなので、誤解があるかもしれない。こちらのサイトもご参考に紹介します。
まず、理解しにくいポイントは、
ドル決済は、(自動引き落としではなく)ドル支払いのショッピングについて、決済にSBIネット銀行のドル口座を指定することで為替手数料が軽減されるサービス。
要は、このサービスは、一度設定してしまえばずーっとドルでの買物で自動的にいいレートが適用されるものではない、ということ。
経緯は、ウェブサイトからドル決済の設定ができなかったことに始まる。この設定はSBIカードのウェブサイトで会員ログインをして「オンラインチェック(お支払い)」の画面下部「ドル決済」という項目の一番下「お支払」ボタンで行うようなのだが、これをクリックしても何も反応がなかったので、会員サポートデスクに電話して聞いてみたわけだ。
説明によると、支払日(引落の14日前)から引落日までの間に行われたドルでの買物について、決済方法をドル指定するということなので、それ以外の期間はクリックしても画面が切り替わらない、ということだった。
そして、すごい落とし穴は、
ドル決済を利用した場合、他の円でのショッピング分にも自動引落が適用されず、手動でオンラインチェックをしないと、リボ払扱となって利息がかかる
という説明。
SBIのQ&Aでは、以下のように記載されている。
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「残高一括払い」を設定しているお客さまがドル決済サービスをご利用されますと、直近の残高一括払いの自動引落がなくなり以下いずれかの対応となります。
【ドル決済サービスによるお支払金額がミニマムペイメント金額以上の場合】
ミニマムペイメント金額や残高一括払いの金額の自動引落はありません。
【ドル決済サービスによるお支払金額がミニマムペイメント金額未満の場合】
ミニマムペイメント金額とドル払いをした金額の差額のみが自動引落されます。
(残高一括払いの金額は引落しされません。なお、お支払いコースの設定を変更しない限り、翌月以降も残高一括払いコースは継続されます。)
※ご請求金額のうち、ドル払いをした金額以外の残高をお支払いいただく場合は、オンラインチェックにてお支払いいただけます。
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非常に難解、オペレータに話を聞いていなかったら僕も全く理解していなかっただろう。オンラインチェックやミニマムペイメントといった言葉を使って、意図的に難解にしていると勘ぐられても仕方ないのではないか…
オンラインチェックできっちり管理すれば利息がかかることはないが、そもそも支払いが買物日から引落日まで延びる、という意味で「(利用者側に)利息がつく」のがクレジットカードの利点なわけで、そのメリットは失われてしまう。
SBIカードは還元率も高く、保険も充実しているので良いカードだなぁ、と思っていたが今回の一件でちょっと不信感が出てきた。
安全な利用法としては、SBIカードをドル決済専用として使用し、通常の日本円での買物と区別しておくことでしょう。
本日の1曲 スキマスイッチ「ボクノート」
コメント
[…] —10/2追記 SBIカードのドル決済について、別ポストで注意書きしました。 […]