【読書メモ】カラダマネジメント術!(本田直之著 マガジンハウス刊)

著者の経験を基に、トレーニングを習慣化し健康な体を維持するためのメソッドが数多く紹介されている。この本は30代~のビジネスパーソンを読者と想定して書かれており、カラダマネジメント→タイムマネジメント力の向上→ビジネスにも好影響→生活の質そのものがよくなる、という本田氏お得意のレバレッジが効いているところがただのトレーニング本と違うところ。

著者自身の経験や「実践することで得られるものの大きさ」が明らかにされているからこそ、「早起きしよう」「悪い習慣を絶とう」など、同僚などに上から目線で言われたらムッとしそうな当たり前のことも素直にやってみようという気にさせる。

なので、いざメモとしてメソッドを抜き書きしようと読み返してみると、なんだか記録するほどのことでもなく、どういう生活が身体によいかを考えると誰でも導き出せるようなことが結構多かったりするが…以下、これは参考になるというものをいくつか書きだしておく。

  • トレーニング手法(ex.トータル・イマージョン)は進化している。まずは書籍から自分にあったトレーニング法を見つけ、効率的なトレーニングを行うことが近道。そして、実践→フィードバック→修正→トレーニングの流れを繰り返す。
  • 朝の読書+トレーニングを習慣に
  • アウターマッスルよりもインナーマッスルを鍛える
  • 続ける自信がない場合、外部強制力に頼る トレーナーやチームでのトレーニング
  • 記録によって変化をモチベーションに
  • アクティブレストを取り入れる(休みの日も適度な運動を)
  • 体力の現状を知る(ex. 最大酸素摂取量、無酸素作業閾値)

カラダマネジメントが必要であるという前提は、30代前半までは若さというカラダ資産があるが、それが30代後半くらいから負債に変わっていくという動かしようのない事実である。そして、年齢的に身体能力、代謝の衰えを感じる時期にこの本に出会えたことは大変よかった。筆者の言うとおり、30代からのカラダマネジメントをやるとやらないでは、生活の質が大きく変わってくるだろう 😎

 

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