JAL羽田空港見学会に参加しました(その2 ラウンジ編)

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さて、オペレーションセンターの見学後は、羽田空港内のJALダイヤモンド・プレミア ラウンジ、サクララウンジの見学と国内線ファーストクラスのお食事です。空港ラウンジは当然ながら保安検査場から先のエリアになるため、搭乗券を持ってないと入れないのですが、このイベント用に税関から特別なパスを発行していただきました。「このパスを紛失した際には、説明できないくらい大変なことになるので、とにかく気をつけてください」と改めて注意を受けます。

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オペレーションセンターから職員用の出口を通って、直接空港の出発ロビーに出ます。そして、空港関係者用の保安検査を受け中に入ります。ダイヤモンド・プレミア ラウンジは、JMBダイヤモンド/JGCプレミア各会員が、サクララウンジはファーストクラスの乗客が使用できるJALのラウンジで、格としてはダイヤモンド・プレミア ラウンジの方が上です、と説明を受けたのですが、改めてJALのウェブサイトを見ると、ダイヤモンド・プレミア ラウンジの対象に「JAL国内線ファーストクラスにて当日当該空港よりご出発または同クラスに当日お乗り継ぎのお客さま」と書いてあったので、ファーストクラス利用客は両方使えるのだと思います。なお、ラウンジ利用客用に特別なラウンジ直結の保安検査場もあります(今回は使いませんでしたが…)

ラウンジの受付はエスカレーターを上がったところにあり、ダイヤモンド・プレミア、サクラとも共通です。右がダイヤモンド・プレミア、左後ろがサクララウンジです。ここから先は、利用客のつもりで過ごしてくださいという配慮で、首にかけていた3枚のパスをいったん回収されます。

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まず、ダイヤモンド・プレミア ラウンジから。いくつかの空港でカード会社のラウンジを利用したことはありましたが、広さが断然違います。利用者の多くはビジネスマンなので、土日は比較的空いているとはいえ、すごくゆとりのある贅沢な作りです。仮眠できるように奥まったところにスペースがあり、電源も各席に用意されています。もちろん飲み物は全てフリーで、ビール(プレミアムモルツ)以外にウィスキーも置いてありました。

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残念ながら見学時間は10分弱。一周してソファに座ったりしているうちにタイムアップ。サクララウンジへ移動します。サクララウンジは…さらに広かった!

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こどもラウンジはダイヤモンド・プレミアにはなかったですね。ドリンクの種類などは、2つのラウンジに差はないようです。また、ラウンジからは飛行機の離発着が間近で見られるというメリットもあります。コチラでは、サクララウンジを360°パノラマ映像で見ることができます。

意外と知られてないと思いますが、サクララウンジは利用料金3,000円で一般の乗客も使用することができます(要予約)。何も飲んでも高い空港で、レストランに入って時間をつぶすなら、超ゆったりのラウンジで出発までビールやウィスキーを2~3杯飲んだほうがお得な気がします。シャワーも利用できるので、特に乗り継ぎの場合は利用価値大でしょう。

さて、ラウンジ見学を終えてオペセンの会議室へ戻り、いよいよプログラムの最後、国内線ファーストクラス試食会になります。ここで、サプライズの演出が…

新制服でサービスしていただきました!

昨年12月にCA、グランドスタッフをはじめとする全部門で新制服を導入するとのプレスリリースがあって、Facebookでちらっとデザインは見ていたのですが、まさかここで披露していただけるとは思いませんでした。当然、会場は撮影会状態に突入。ここからしばらくは、僕の文章を読むよりは、写真をお楽しみいただいたほうがよいでしょう。

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デザインは丸山敬太。実際見るまでは、ワンピースってちょっとレトロじゃない…と思っていたのですが、イメージより濃いめの紺で、個人的には想像よりよかったです。スカーフやベルトのバックル、金ボタンなど、「鶴丸」マークがこれでもかというくらい強調されています。チャンピオンベルトのように鶴丸が輝いて目立つので「太れない…」とつぶやいていました(笑)。

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ジャケットを着るとワンピースには見えません。汚れが落ちやすく、軽い素材を使っているのもポイントだそう。

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今回の制服はグループ共通で、スカーフで会社の区別をするそうです。グランドスタッフも紺系の客室乗務員に近いデザインになります。

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動きやすさもポイント、機能性も重視されています。このあたり、現場のメンバーで構成された「新制服プロジェクトチーム」の意見が反映されているのでしょう。

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制服に目を奪われていたので、食事が二の次になってしまいそうでしたが、しっかりいただいてきました。国内線でもさすがにファーストクラスの食事はしっかり作られています。美味しい!最近の傾向としては、万人受けするものから、ちょっとオモシロイと思われるようなものを取り入れているそうです。機内食の特徴として、5つの色を入れて彩りを鮮やかなものにします。ほうれん草などは緑でも色が変わりやすいので、色鮮やかなブロッコリーなどがよく使われます。

なお、これも知られざる情報ですが、JAL国内線ファーストクラスへのアップグレードは8,000円でできます。ラウンジ利用分が3,000円と考えると実質5,000円!出張の場合、ファーストクラス(クラスJもOK)料金を別に支払う「自腹」機能を使えば、普通席分の領収書が発行されるので、会社に内緒で贅沢なフライトを楽しめます。せっかくのお食事なので、札幌や沖縄線で利用したいですね。

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機内食を終えて、本日のプログラムは全て終了。毎回充実した内容で、大勢のスタッフが関わってくださるので、本当にありがたいです。

最後に、いつもスイマセンという感じですが、今回もたくさんのおみやげをいただきました。シャンパーニュ「シャルル・オスマン・ブリュット」、資生堂とのコラボ商品「マキアジェル」に学習ノート、そして整備の方が特別に鶴丸のアルミプレートの裏に参加者一人ひとりの名前を吹きつけて作ってくださったネームプレート。これは家宝ものです。

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シャルル・オスマン・ブリュット、もったいなくてまだ飲んでません。

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これが飛行機の修理に使用されるアルミ合金で作られたネームプレート。鶴丸のサイズがB777では1/175、B767では1/160、B737-800では1/115のサイズだそう。凝りに凝っています。

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シップのエンジンなどで見かける書体です。名前は鉄粉を吹きつけて定着させています。

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以上で見学会レポートは終了。関係者の皆さま、楽しい1日をありがとうございました。



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