Windowsプロダクトキーを忘れたときに簡単に情報を取得できる「Keyfinder」

インターネットの接続速度が向上するにつれ、メディアではなくダウンロードでOSやソフトウェアを販売するケースが主流になってきました。低価格化という意味では嬉しいのですが、結局のところ自分が所有するのはプロダクトキー・シリアル情報だけになってしまい。これが記載されたメールやペーパーを紛失してしまうと、PCをクリーンインストールしたり、買い換えたりしたときにせっかく購入したOS・ソフトウェアを使うことができなくなってしまいます。

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photo credit: Filippo Minelli via photopin cc

 

プロダクトキーを紛失してしまったときは、なす術が全くないかというと…PCに保存されているインストール情報からプロダクトキー・シリアル情報を調べてくれる大変ありがたいフリーソフトがあったので紹介します。それが「Keyfinder」です。

使用方法

非常に簡単です。The Magical Jelly BeanのサイトからKeyfinderをインストールし、実行するだけで情報が取得できたOS・ソフトウェアが左側に表示され、見たいものを選択すると右側にインストール情報が表示されます。あとはfileからテキストファイルに書き出し、Evernoteで保存するなり、プリントアウトして保管するなどしてしっかり管理しましょう。

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なお、試してみたところ、Microsoft WindowsとOfficeのプロダクトキーは取得できましたが、Adobeなど他にインストールされている十数個のソフトウェアについては情報が出てきませんでした。上位の有料版を購入させるため機能制限をしているのかもしれません。

インストール時の注意

便利なフリーソフトの「Keyfinder」ですが、インストール時に落とし穴が隠されています。(僕は幸い穴に落ちる前に気づいたのですが)インストール途中で「エクスプレス(お勧め)」と「カスタムインストール(上級)」を選択する画面が現れるのですが、ここで「エクスプレス(お勧め)」を選んでしまうと、マルウェアの類がインストールされてしまうようです。「カスタムインストール(上級)」を選択し、さらに「◯◯」をホームページに設定しよう」のチェックを外すことをお忘れなく。なお、インストール版ではなくexe版もあるようなので、コチラのほうが安心でしょう。

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※2回インストールを試したところでは、「conduit search」と「Baidu Hao123」が「エクスプレス(お勧め)」に現れました。両方とも一度インストールしてしまうと、削除するのが厄介なようですのでお気をつけください。もし「conduit search」がインストールされてしまった場合は、以下の過去記事を参考に削除することをお勧めします。

Screenshot of kimkatsu.com

「その向こうへ行こう」 | 検索エンジンが勝手にconduit searchになるトラブルを解消

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