東京ライフハック研究会Vol.13「なぜLifehackが必要なのか?」に参加しました

7月26日に行われた東京ライフハック研究会 Vol.13「なぜLifehackが必要なのか?」に参加しました。東ラ研は第1回が2010年7月25日の開催だったので、今回でちょうど4歳になったそうです。13回のうち何回参加しているかな~たぶん、5回は出ていると思います。オープニングでbeckさんがお話していましたが、東ラ研を一つの足場として、ご自身が発信者となってプロになっていった方も見てきたので、スタートしてから4年というのは意外と短い期間だなぁと思いました。
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photo credit: stuandgravy via photopincc

さて、今回のテーマは「なぜLifehackが必要なのか?」です。セッションは、jMatsuzakiさんの「タスク管理を行う事で得られるメリット」佐々木正悟さんの「なぜLifehackが必要なのか?」、そしてワーク「GTD+R」にいつものLT(ライトニングトーク)の構成です。

jMatsuzakiさん「タスク管理を行う事で得られるメリット」

jMatsuzakiさんの熱く、型破りなプレゼンは、前半はご自身の「夢をあきらめない」という選択に至るまでの葛藤について、後半が「夢に貢献する時間を確保する」ためのタスク管理についてという構成でした。

以前、jさんがブログで、脱サラしてブロガーになってしばらくの収入を晒している記事を見て、本当に勇気のある人だなぁと思っていました。懇親会で、その記事について聞いてみたのですが、その後、フリーランスとしての活動もいい流れになってきたから書けた記事で、その最悪期にはとても晒せなかったとおっしゃっていました。

夢を追い続けるという選択には、大きな覚悟と最悪期を乗り切るためのプランニングも必要です。 後半のポイントは、タスク管理の目的が何らかの目標を達成するためだとすると、「すべきこと」の前に「目標のための時間」を先に確保することの重要性につきると思います。この順序を間違えてはいけないと強調されていました。詳細はjさんのkindle本で紹介されていますので一読されてはいかがでしょうか?なんと199円です。

佐々木正悟さん「なぜLifehackが必要なのか?」

佐々木さんもいつもの飄々としたトークで、ライフハックとは何ぞや?的なお話でした。佐々木さん的には、ライフハックは1つの個性であり、ライフハッカーはデザインされた通りでない使い方をし、節約を蓄積していく人たちと言えるのではないかと…そのロールモデルとして出されたのが『日本永代蔵』 の藤屋市兵衛(通称 藤市)!本当にユニークな発想です。

ライフハックというと、「生産性の向上」のためのテクニック的なイメージが強いかと思いますが、佐々木さんはそれを反対から解釈した「節約の蓄積」と捉えていました。情報や時間が無意識に流出することに対する不快感を感じるのがライフハッカーで、彼ら(僕ら?)にとっては、他人と違う考えが自然であり、しかし主張的でもない、とい説明には、なるほど、そうかも!と思うところがあります。

周りと違うことを気にせず、不都合は工夫で解決するライフハッカーの資質は、唯一生き残るのは、変化できる者であるというダーウィンの格言にも当てはまるように思いました。

jMatsuzakiさん、佐々木正悟さんの講演を含む「東京ライフハック研究会 Vol.13」の様子はyoutubeにUPされてますので、ぜひご覧ください。

ワーク「GTD+R」

今回のワーク「GTD+R」は、GTDの思いつくもの全てをInboxに上げてそこから時間軸で分けていくという感覚をつかむことをRhodiaのメモ帳を使って実践していくものです。

関西ライフハック研究会の太田さんが考えだされた手法で、具体的なやり方やRhodia以外のツールもeXtreme Gadgetのサイトに詳しく書かれていますのでここでは省略します。

同じテーブルの4人でそれぞれのタスクを見せ合ったのですが、旅行の計画など趣味系の予定は皆さん「SOMEDAY」に分類されていて、とりあえず「やらなきゃならないこと」を今日・明日で済ませ、「やりたいこと」は後で考えようという、多忙なビジネスマンの現実がよく見えました(涙)。

僕個人としての印象としては、GTDのプロセスは気持ちのいいもので、仕事を「さばく」のに非常に効果的なのですが、それぞれの仕事の「重さ」を反映させにくいこと、人に頼む仕事が頼んだ時点で完了になりがちなこと、ついついレビューを飛ばしてしまうこと(コレは自業自得ですが)などから、「7つの習慣」のマトリックスの方が好みです。

LTとまとめ

LTは、前回に引き続きのモンハコ タカオさんと(希望者がいなかったということで)beckさんがなさいました。休眠期を終えて開催されたこの数回を見ると初参加者が多く、なかなかLTに挑戦する人も出にくい状況のようです。少々残念。終了後に行われる懇親会にも参加し、講演者のお二人ともお話することができました。

通常より1時間長く、講演が2回という充実した内容でした。講演は対照的なカラーのお二人の組み合わせはインパクトがありました。ワークもGTDの実践というもので、職場で取り入れてもいいかも、と思うものでした。ライフハックに興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

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