わが家の2台のノートPCはMacbook ProとMacbook Airで、テレビを置いていないため子どもがアニメを見るのもたいていこの2台のどちらかでYoutubeを再生している状態です。妻子はこれらのPCで作業をすることがないので、いつもゲストユーザアカウントでログインしているのですが、OSをYosemiteにアップグレート後、Macbook Airにログインした妻から「いつもと違う!」と言われました。
photo credit: Stuck in Customs via photopin cc
見てみると、デスクトップ画面のヨセミテ国立公園が表示されず、Safariが開いた状態で他のアプリケーションを選択することができません。僕自身のアカウントでログインすると問題ないので何か設定の問題なのだろうと調べてみました。
結論は…ペアレンタルコントロールがかかっている状態で、FileVault「入」だと、ゲストユーザでログインした場合、Safariしか利用できないモードで起動することによるものでした。ゲストユーザのデフォルト設定がペアレンタルコントロール「ON」で、Yosemiteアップグレード時に何気なく、FileVaultも「使用する」を選択したためにこうした現象が起こってしまったようです。
以下に、対処方法をメモしておきます。
- システム環境設定>ユーザとグループ設定を選択、左下のロックを外す。ユーザ名とパスワードを聞かれるので入力
- 「ペアレンタルコントロールを適用」のチェックを外す
- ユーザとグループ設定を終了し、システム環境設定>セキュリティとプライバシー設定を選択、FileVaultのタブを開く
- 「FileVaultを切にする…」を選択
これで再起動すると、デスクトップが現れ、Safari以外の機能も使用できるようになります。ちなみにFileVaultは、ドライブの内容を暗号化する機能で、内部に保存してある情報を保護する目的で使用されます。PCが盗まれた場合、パスワード不要のゲストユーザでログインされ、内部の情報にアクセスされる可能性も考え、利便性とセキュリティの両面から設定されることをオススメします。
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