HuaweiのブロガーイベントでTalkBand B2をモニターとして利用してきました。僕が、3ヶ月ほど使ってみていちばん感じたことは、使う人(用途)を選ぶアイテムだなということです。いろいろな機能があるのですが、それゆえの長所・短所があって、万人向けというよりはオススメできる人/できない人がいると思います。その視点でレビューしてみます。
特徴
TalkBand B2最大の特徴は、バンドが切り離し式になっていてBlutoothヘッドセットとしても使用できるところでしょう。バンドのボタンを押すと簡単に外れます。ヘッドセットとして使用するときは、一般的な耳掛け型ではなく、イヤーチップを耳に入れる形です。はじめは不安を感じましたが、意外と安定していて外れそうな感覚はありませんでした。シルバーのヘッドセットはなかなかスタイリッシュですね(写真はモデルがオッサンなのでスタイリッシュに見えませんが…)。
どんな人にオススメか
通話の機会が多い方、特にもともと運転中の使用などでヘッドセットを持っていた方には「待ってました!」というアイテムになるでしょう。一方で、スマホを電話としてほとんど使用しない(僕のような)人にとっては、普通の活動量計の方がよいかもしれません。と言うのは、ヘッドセットとして使用することを前提に縦長にデザインされているためか、バッテリーの容量が少なく、普通に時計・活動量計として使っていると2~3日で要充電という感じでした。ただし、充電にかかる時間は短いので、チャージしてすぐ40%くらいには復活します。
デザイン
僕のは、(モニターだったので選択の余地はなく)ホワイト/シルバーです。プレミアムデザインと説明されたとおり、時計部分は高級感があります。一方、バンドは熱可塑性ポリウレタン製でランニングなど運動するときにはよいのですが、ビジネスで人と会うときはちょっと微妙です(僕は、お客様と会うときは外していました)。活動量計としての存在意義を考えると1日中着けていたいので、ビジネスでは革ベルトのゴールドにしておくとのがオススメです。
時計として
普段は何も表示されないのですが、手首をクルッと回すと時間や通知が表示される仕様になっています。はじめは面白いなと思っていたのですが、しばらく使っていると、一瞬の反応の遅さが気になるようになりました。ほんの一瞬なのですが、表示されるのを待つのがストレスに感じます。時計としては、見た瞬間に時間が分かる常時表示の方がありがたいのですが、バッテリー容量とヘッドセットとして使用することから無理なのでしょう。なお、時計表示は数パターンのデザインから好きなモノを選択できます。
もう一点、気になるのが晴天時の視認性です。ホワイト/シルバーだけの問題かと思いますが、太陽光の下ではととても見にくいです。ランニング中にサングラスして今の時刻を見ようと思っても見えませんでした。スポーツ中使用する方は、絶対にブラックをお勧めします。(ブラックを試してたわけではないのですが、地色が黒なので大丈夫でしょう)
活動量計として
歩数、睡眠ログ、カロリーメーターに加え、トレーニングモードもあってストップウォッチのようにも使えます。ユニークなのは、自転車に乗っている時間も自動的に計測してくれる機能と、目標歩数を設定しおくと達成時にバイブして、打ち上げ花火が表示される機能です。ちなみに目標の倍数に達したときには表示されません。
Talkband単体では、その日の歩数や睡眠時間を見られるだけですが、スマホとBluetooth接続してHuawei Wearアプリと連動させると、データがスマホ側に転送され、継続的な活動量を確認することができます。Andoroid、iPhone両方に対応します。
その他の機能
Talkband B2には、上記の基本的な機能に加えて以下のような機能があります。残念なのが、こうした機能が説明書で全く触れられていないことです。HuaweiのウェブサイトにTalkband B2のサポートページがあって、そこからFAQをダウンロードできるので、Talkband B2をお持ちの方はぜひご覧ください。
- 一定時間動いていないと、運動を促すバイブとエクササイズのアニメーションが表示される
- 端末を探す Bluetoothでペアリングしてある端末を探すことができます。どこに置いたか忘れた時にこの機能を使うと、端末が「I’m here!…」と応えてくれます。
- カメラのリモートシャッター
- アラーム&スマートアラーム(設定時刻前に眠りの浅いときにアラームを鳴らす)
- 2台の端末と接続可能
- イヤホンとして音楽を再生
- 天気レポート
まとめ
多機能でスタイリッシュ、そしてヘッドセットにもなるというユニークなアイテムが20,000円以下で買えるのでお得感は高いでしょう。一方で、運動時に見にくい、バッテリーの持ちがイマイチ、というマイナス面もあるので、用途が限られている方は、ご自身のプライオリティを満たす活動量計、スマートウォッチを探すほうがよいかもしれません。
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