2010タイ北部の旅 Day3

このゲストハウスでは、日の出頃から鳥の声が賑やかになってその声で目が覚める。それがとても心地いい。今日は、土曜なので近郊のサンパトーン村で毎週土曜日に行われる定期市に行ってみる。サンパトーン行の黄色ソンテウはチェンマイ門の近くから出発する。行き先が決まっているからかこの黄色ソンテウは非常にリーズナブルで45分くらい乗るのに運賃17Bだった(帰りは20Bでお釣りなしだったが…)。ソンテウで乗り合わせた美少女もこの市場に行くというので安心して車中はボーッと過ごす。

この定期市、Lonely Planetには牛市のように書いてあるが、実際には何でもあり。現在では牛よりバイクや自転車のほうがマーケットとしての規模が大きくなっているように見える。とにかく蜂の子から闘鶏用の軍鶏、乳牛、水牛まで何でもあり。白人観光客の姿もちらほら見かける。ここでイサーン料理の野外食堂が出ていて、朝食はイサーンのカオニャオ(もち米)と炭火焼豚にする(50B)。その後、別の食道でアイスコーヒー(10B)。タイのアイスコーヒーは濃厚なコーヒーを氷たっぷりのグラスに入れて一気に冷やし、練乳をかける東南アジアタイプで大好きだが、あまり飲みすぎるとお腹をこわしそうな不安を感じる。









市場でたくさん写真を撮ってチェンマイに戻る。途中、ソンテウで坊さんと隣になったのでタイの僧は数珠を持たないのか?と聞いてみたが、使うという返事で、ちゃんと玉が煩悩の数(108)になっていることもご存知だった。小乗仏教と大乗仏教の違いはどのあたりにあるのだろう?よく分からない。

チェンマイに戻って旧市街散策をして発見したのがワット・ジェドリン。ここのドラゴンボール?や仏頭にも心惹かれるが、裏庭一面に広がるホテイアオイは圧巻。蓮ではないが、極楽浄土のイメージを思い起こさせる。竹を敷き詰めた風情のある橋を通って途中の休憩所で涼む。しばらくすると白人女性グループがやってきたので、英語ガイドブックにはこの裏庭の情報が載っているのだろう。ぜひ、日本人旅行者も訪れてほしいお寺だ。



さて、明日以降の予定を考えなければならないので、ターペー門周辺の旅行代理店をあたってみる。トレッキングにも興味があったのだがどこも象乗りと、イカダラフティング付。そんなアトラクションには興味ないんだけど…どうして白人はこういうのが好きなんだろう。それからターペー通のワット・ブッパラムに寄る(ここは麺をすするドナルドダック像があることで有名…)と、英語を話すお坊さんが特別にお祈りをしてくれた。かなり濡れるくらい聖水?をかけられ、お土産?にミサンガを結んでいただいた。おかげでこの旅も幸運に恵まれるような気がする。もちろんお布施ははずまなきゃならないが…旧市街のお寺巡りをしてからいったん宿に戻ってシャワーを浴びて1時間半ほど昼寝。



一休みしてから、ちょっと離れたところにあるワット・ウモンへ行ってみる。ソンテウ(貸切状態)で30B。森の中にある静かで趣きのあるお寺だ。この寺院のユニークなところは、本尊がトンネルの中にあること。個人的には、誰もいないトンネルで犬が寝ている状況はちょっと怖かった(チェンマイのお寺にいる犬はつながれておらず、朝晩など寺男や僧がいないと外国人に大してはかなりアグレッシブに吠え、囲む習性を持っているやつが多い)。奥にある大きなストゥーパや美術館、池と島など施設を一通り楽しんで、ここを後にする。帰り道はソンテウが待っているわけでもなかったので、ステープ通りまで20分くらい歩き、そこから赤ソンテウで旧市街へ戻る。






チェンマイを一望できるドイステープ行ソンテウ乗り場に行ってみるが、10名集まると片道50Bというソンテウが全然客を集められないので見切りをつけて、チェンマイ門近くで毎週行われている土曜マーケットへ行ってみる。世田谷のボロ市とカオサン通りがミックスしたような感じ。たまに少数民族の出店もある。マーケットは歩行者天国になっていてかなり延々と伸びている。お客さんは8割ローカル、2割観光客といった感じ、即席マッサージ屋や屋台も出ていて非常に賑わっていた。夜に向けてさらに人が増えていくのだろう。ただ、僕にはあまりコレはほしい!というようなものは見当たらなかった。

マーケットを離れて旧市街へ戻り、ネット屋で情報収集。メーホンソンに向かう途中のソッポンという街の近くでリス族がホームステイを受け入れていると言うので、明日はそこに泊まってみるか。ネットを終え、食事を済ませてから夜のワットプラシンを見に行ったが、寺犬に囲まれ退散。早朝と夜になるとなぜか攻撃的になるんだよな、ここの犬は…

本日の1曲 The Smashing Pumpkins「Age Of Innocence」

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